2008年06月25日

下落。

米国株相場レポート

6月 24日

森  崇

下落。この中、銀行や、住宅建設株が買われた。CSFBが住宅建設株のカバレッジを“オーバー・ウェイト”で開始。住宅市場の調整は来年には終わろうとしたことが背景。


(指数下落の背景)
1.経済指標が弱く、景気先行き懸念が高まった。原油価格が小幅続伸したこともあり、小売り(ネット小売も含め)株が特に安かった。
@6月の消費者信頼感指数が92年2月以来の最低水準に低下した。
A米連邦住宅公社監督局(OFHEO)が発表した4月の住宅価格指数(一戸建て中古住宅)は前年同月比4.6%下落した。また、4月のスタンダード・アンド・プアーズ/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で15.3%低下した。

2.主要企業に悪材料が複数出た。
@ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)
小荷物発送最大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が23日引け後、燃料コストの増加と国内の小荷物発送量の減少に伴う空輸需要の縮小を理由に、利益見通しを下方修正した。
Aクーパー・タイヤ&ラバー(CTB)
米タイヤメーカー2位のクーパー・タイヤ&ラバーは23日引け後、タイヤ需要の後退と一部原材料が不足する見通しに対応し、08年4−6月(第2四半期)の北米生産を縮小する計画を発表した。
Bゼネラル・モーターズ(GM)
バンカメが、GMについてネガティブ・コメント。自動車販売鈍化でキャッシュフローが低下することから、最大80億ドルの資金調達を模索する可能性があると言う。

ダウ指数は前日比34.93ドル安の11,807.43ドル、S&P500指数は同3.71ポイント安の1,314.29、ナスダック指数は同17.46ポイント安の2,368.28で引けた。

clip_20080625_01.JPG


(米国株相場にとっての強材料)
1.イーストマン・コダック(EK)
写真用品大手イーストマン・コダックは、最大10億ドルの自社株買いを取締役会が承認。また、米内国歳入庁(IRS)から5億8100万ドルの税還付金を得たと言う。同社は自社株買いプログラムの過半数を税還付金で賄う計画だ。

2.ダウ・ケミカル(DOW)
米化学最大手のダウ・ケミカルは24日、7月に最大25%の追加値上げを実施する方針を発表した。同社は、20%の値上げを6月から実施すると既に発表しており、今回は追加値上げ。エネルギーと炭化水素素材の高騰が理由。ただし、ドイチェバンクが同社の利益見通しを引き下げたことから売られた。

3.ヤフー(YHOO)
情報技術関連のブログ、テッククランチが、マイクロソフト、ヤフーが交渉を再開し、マイクロソフトはヤフーの完全買収を協議していると伝え、ヤフーの株価は一時急伸したが、マイクロソフトとヤフーの事情に詳しい関係者は24日、マイクロソフトがヤフー買収交渉を再開したという事実はないと述べた。同社株は、トーマス・ワイゼルが“マーケット・ウェイト”から“アンダー・ウェイト”に投資判断を引き下げた為、朝方、株は安かった。

4.住宅建設株
CSFBが住宅建設株のカバレッジを“オーバー・ウェイト”で開始。住宅市場の調整は来年には終わろう。健全な財務内容を有する住宅建設会社は、大きく下落した不動産を購入できるだろうとしている。

5.クローガー(KR)
スーパー最大手クローガーが発表した2−4月(第1四半期)決算は利益が予想を上回った。低価格商品で客足が伸び、売り上げ拡大につながった。

6.チーズケーキ・ファクトリー(CAKE)
ウェドブッシュ・モルガン・セキュリティーズは飲食店チェーンのチーズケーキ・ファクトリーの株式投資判断を「ホールド(中立)」から「買い」に引き上げた。同社は4月24日に4−6月(第2四半期)業績見通しを引き下げたが、それ以来客足が改善したと言う。

7.スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数の共同考案者であるカール・ケース氏は、米住宅市場のほぼ半分が年内に最悪期を脱するとの楽観的見方は根拠があるとした。米国の恐らく3分の1から半分が底入れまたはそれに近い状況にあることを示す若干の驚きが向こう数カ月に出てくる可能性があると指摘。都市部は過剰建設やサブプライム住宅ローン危機に伴う打撃の影響が比較的小さく、早期の底入れについて私はかなり楽観的になっていると説明。

8.NYSEユーロネクスト(NYX)
NYSEユーロネクストは24日、カタールのドーハ証券取引所に25%出資することで合意したと発表した。出資額は2億5000万ドル。残りの株式はカタール政府の所有となる。出資は2008年10−12月期に完了する見込み。NYSEは、現物株、デリバティブ、ガバナンス方面の援助をする。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.米連邦住宅公社監督局(OFHEO)が発表した4月の住宅価格指数(一戸建て中古住宅)は前年同月比4.6%下落した。

2.コンファレンス・ボードが24日に発表した6月の米消費者信頼感指数は50.4に低下(前月は58.1)し、予想(56.0)を大幅に下回った。これは1992年2月以来の最低の水準。現況指数は64.5と、前月の74.2から低下。今後6カ月の期待指数は41と、1967年の統計開始以来で最低。

3.著名投資家のマーク・ファーバー氏が以下の通り発言。

  (発言)
インフレ加速によって株式の投資利益が目減りする一方、新興市場からの需要拡大で、商品は長期にわたってその価値を維持する。商品や石油への需要は消滅しない。商品相場が押し上げられているが、この流れは変わらないだろう。

4.4月のスタンダード・アンド・プアーズ/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比で15.3%低下した。予想(16.0%の低下)ほど落ち込まなかったが、2007年1月以降、同指数は連続で低下。過剰在庫の影響が表れている。20都市すべてで4月の住宅価格は前年比マイナスとなった。前月比では調査対象の20都市のうち8都市で住宅価格が上昇した。

5.ゼネラル・モーターズ(GM)
バンカメが、GMについてネガティブ・コメント。自動車販売鈍化でキャッシュフローが低下することから、最大80億ドルの資金調達を模索する可能性があると言う。銀行融資市場での資金調達は引き続き非常に厳しいものの、担保付タームローン発行に必要な担保は十分にあるとみていると指摘。

6.ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)
小荷物発送最大手ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が23日引け後、燃料コストの増加と国内の小荷物発送量の減少に伴う空輸需要の縮小を理由に、利益見通しを下方修正した。UPSは2008年4−6月(第2四半期)利益見通しを1株当たり83−88セントと、前回予想の97セント−1.04ドルから下方修正した。

7.クーパー・タイヤ&ラバー(CTB)
米タイヤメーカー2位のクーパー・タイヤ&ラバーは23日引け後、タイヤ需要の後退と一部原材料が不足する見通しに対応し、08年4−6月(第2四半期)の北米生産を縮小する計画を発表した。生産縮小に要するコストは1200万−1400万ドルとなる。

8.グリーンスパン前FRB議長が24日の講演で、以下の通り発言。金融市場には3月以降に明白に好転したと発言していたが、今回は、これが後退した内容。

  (発言要旨)
★FRBの3月の行動が金融市場の不安定度を低下させたものの、混乱は来年になっても続く公算がある。
★データは米経済がリセッションの瀬戸際にあることを示唆している。向こう1年間の原油相場は非常に動きが激しく、景気には勢いがないだろう。
★現段階で、事態は若干改善したように見られるが、危機は来年まで続くだろう。

9.メリルリンチは、のシティグループは今年赤字となり、同3位のJPモルガン・チェースの利益は同氏の従来予想を下回るとの見通しを示した。シティが今年さらに80億ドルの評価損を計上する可能性があり、今年通期の1株損益は42セントの赤字と、当初予想(44セントの黒字)を下回るとの見通しを示した。またJPモルガンの今年通期の1株利益見通しを3.30ドルから2.79ドルに下方修正。同行は、950億ドル規模の特に危険なホームエクイティローンを抱えていると指摘。


個別銘柄編
投資判断変更
1. ビザ(V)
アバンデールが、同社の投資判断を“マーケット・アウトパフォーム”から“マーケットパフォーム”に引き下げた。

2.NYMEX・ホールディング (NMX)
フォックス・ピットが、同社の投資判断を“アウトパフォーム”から“イン・ライン”に引き下げた。

3.レイセオン(RTN)
JPモルガンが、同社の投資判断を“中立”から“オーバーウエイト”に引き上げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. サンディスク(SNDK)
コーウエン&カンパニーが、投資判断を“アンダーパフォーム”に新規格付けした。

2.マイクロン (MU)
コーウエン&カンパニーが、投資判断を“中立”に新規格付けした。

3.トール・ブラザーズ (TOL)
CSFBが、投資判断を“アウトパフォーム”に新規格付けした。また、同社の目標価格を24ドルとした。

4.KB・ホーム (KBH)
CSFBが、投資判断を“アウトパフォーム”に新規格付けした。また、同社の目標価格を23ドルとした。

5.DH・ホートン(DHI)
CSFBが、投資判断を“アウトパフォーム”に新規格付けした。また、同社の目標価格を14ドルとした。

6.ワシントン・ミューチュアル (WM)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を27.25ドルから10ドルへ引き下げた。また、投資判断は“イコールウエイト”とした。

7.ウェルス・ファーゴ  (MCD)
ラーデンバーグ・タルマンが、同社の目標価格を37ドルから29ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

8.U.S.スティール(X)
CSFBが、同社の目標価格を200ドルから210ドルへ引き上げた。また、投資判断は“中立”とした。

9.ポタッシュ (POT)
UBSが、同社の目標価格を250ドルから285ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。




=以上= 

posted by mori at 10:28 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月24日

ダウ指数、S&P500指数は小動き。

米国株相場レポート

6月 23日

森  崇

ダウ指数、S&P500指数は小動き。ナスダック指数は下落。ただし、素材株や農業関連株がしっかりだった。油料種子処理で最大手のバンジが、食品原料メーカー大手を買収することで合意した。業界再編期待から、農業関連株が全面高。また、ゴールドマン・ザックスが素材株を“オーバー・ウェイト”するよう推奨。商品価格の最近の上昇は需給逼迫を反映したもので、バブルではないとコメントしたことも追い風となった。


(ダウ指数、S&P500指数小動きの背景)
複数の証券会社が金融株にネガティブ・コメントを出したことから、金融株が下落。バンカメが証券会社の第2四半期利益予想を22%引き下げた。トレーディング収益や手数料収入の減少が背景。また、ゴールドマン・サックスが、金融株の投資判断を、これまでの“中立”から“アンダーウェイト”へ引き下げた。5月初旬に業況改善見通しを背景に投資判断の引き上げを行ったが、これは“間違い”だったとした。一方、ゴールドマン・ザックスが素材とハイテク企業を推奨したことから、関連企業が買われた。

(ナスダック指数下落の背景)
金融不安や原油価格上昇から、業績先行き懸念が依然強い。設備投資関連企業が多い為、買いが手控えられる中、売り先行の展開。ネット株や半導体関連株が軟調。

ダウ指数は前日比0.33ドル安の11,842.36ドル、S&P500指数は同0.07ポイント高の1,318.00、ナスダック指数は同20.35ポイント安の2,385.74で引けた。

clip_20080624_01.JPG


(米国株相場にとっての強材料)
1.コーン・プロダクツ・インターナショナル(CPO)
油料種子処理で最大手のバンジは、食品原料メーカーのコーン・プロダクツ・インターナショナルを株式交換を通じ買収することで合意。買収額は42億ドル。買収提示額は1株当たり56ドル。これはコーン・プロダクツ株の20日引け値42.90ドルを31%上回る水準。これにより、バンジはブドウ糖果糖液や食品添加物を生産する。コーン・プロダクツはコカ・コーラやペプシコ等を顧客としている。

2.ゴールドマン・ザックスが素材とハイテク企業を買い推奨。一方、金融と消費関連株を売り推奨。ゴールドマン・ザックスが素材株を“オーバー・ウェイト”するよう推奨。商品価格の最近の上昇は需給逼迫を反映したもので、バブルではないとコメント。また、海外の高成長と、ドル安がハイテク株にとって追い風になっていると言う。     
3.CMEグループ(CME)
先物取引所最大手のCMEグループは23日、最大11億ドル相当の自社株を買い戻し、約3億5000万ドルの特別配当を実施すると言う。CMEグループの取締役会は今後1年半以内に自社株買いを完了させることを承認。特別配当は1株当たり5ドル、NYMEXホールディングス買収完了後に実施される予定だ。

4.RCN(RCNI)
バロンズ紙は、ケーブルテレビ(CATV)事業を展開するRCNの株価は今後3年で1株あたり24ドルまで上昇する可能性があると指摘した。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.金融株
ゴールドマン・サックスが、金融株の投資判断を、これまでの“中立”から“アンダーウェイト”へ引き下げた。5月初旬に業況改善見通しを背景に投資判断の引き上げを行ったが、これは“間違い”だったとした。

2.証券会社株
バンカメが証券会社の第2四半期利益予想を22%引き下げた。トレーディング収益や手数料収入の減少が背景。バンカメは、メリルリンチとUBSの2008年4−6月(第2四半期)決算見通しを赤字に下方修正した。メリルリンチは1株当たり1ドルの赤字、UBSは同1.70ドルの赤字となる見通し。従来予測ではメリルリンチが1株当たり0.20ドルの黒字、UBSは同0.31ドルの黒字が見込まれていた。

3.CBSコーポレーション(CBS)
放送局CBSは23日、インターネットメディア会社シーネット(Cnet)・ネットワークスの株式を公開買い付けで78%取得したことを明らかにした。CBSは25日深夜の買い付け締め切りまでに残りの株式の取得を目指す。

4.フォード(F)
フォードは、コスト削減計画の一環として、給与労働者の解雇を開始。フォードは契約従業員の解約や欠員を補充しないなどの措置を含め、給与経費の15%削減を目指している。

5.メリルリンチが一段の株安を予想。
個人消費の低迷や食品とエネルギー価格高騰を背景に米国のリセッションが過去の平均より深刻と言う。S&P500指数は景気縮小期に入って最初の3カ月間は安値を更新したことはない。しかし3月10日に記録した1年7カ月ぶり安値は現在のリセッションに入り約2カ月半で記録した。現状が平均的なリセッションとは考えにくいとしている。

6.米金融保証会社(モノライン)
債券調査会社クレジットサイツは23日付のリポートで、米金融保証会社(モノライン)大手のMBIAとアムバック・ファイナンシャル・グループが保証する証券の格下げがまだ氷山の一角に過ぎないとの見方を示した。モノライン各社が保証する証券の総額は最大1兆2800億ドルに上るが、スタンダード・アンド・プアーズはこれまでにメリルリンチの資産担保証券インデックスに組み込まれる証券のうち0.42%しか格下げしていない。モノラインの格下げはすなわち、これらモノラインが保証する証券の格下げにつながると言う。さらに、すべての資産担保証券が保証されているわけではないため、モノライン格下げで影響を受ける証券の額については明らかでないが、最終的には、すでに明らかになっている額の数倍に相当する額面が影響を受けるのは間違いないとしている。

7.アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
バロンズ紙はAIGの売りを助言。2月に買いを推奨したのは誤りだったと認めた。

8.キャピタルソース(CSE)
連邦破産法11条に基づく会社更生手続きを申請した不動産ローン会社、フリーモント・ゼネラルから銀行部門の資産を買収した金融機関キャピタルソースは23日、4―6月(第2四半期)に住宅ローン担保証券(MBS)の売却で3610万ドルの損失を出したと言う。

9.サーキット・シティ(CC)
スターン・アジー・アンド・リーチは米レンタルビデオ大手ブロックバスターが家電量販店サーキット・シティに提示した買収額(1株当たり6ドル)を支払うかどうかは疑問だと述べた。サーキット・シティの最近の業績が軟調なのが背景。


10.モトローラ(MOT)
パイパー・ジャフリーは携帯電話メーカー大手モトローラを売り銘柄に指定。同社が市場シェアを失っているのが背景。


個別銘柄編
投資判断変更
1. JCペニー(JCP)
ドイチェ・セキュリティズが、同社の投資判断を“保有”から“買い”に引き上げた。

2.モトローラ (MOT)
パイパー・ジェファリーが、同社の投資判断を“中立”から“売り”に引き下げた。

3.アポロ・グループ(APOL)
シンクパンムレが、同社の投資判断を“アキュムレート”から“買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を64ドルとした。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)
パイパー・ジェファリーが、投資判断を“マーケットパフォーム”に新規格付けした。

2.アボット・ラブス (ABT)
リーリンク・スワンが、投資判断を“アウトパフォーム”に新規格付けした。また、同社の目標価格を65ドルとした。

3.ナイキ (NKE)
カリス&カンパニーが、同社の目標価格を65ドルから75ドルへ引き上げた。また、投資判断は“平均以上”とした。

4.リサーチ・イン・モーション (RIMM)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を150ドルから165ドルへ引き上げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

5.キャメコ(CCJ)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を51ドルから50ドルへ引き下げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

6.ファースト・ソーラー (FSLR)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を280ドルから335ドルへ引き上げた。また、投資判断は“オーバーウエイト”とした。

7.マクドナルド  (MCD)
USBが、同社の目標価格を67ドルから69ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

8.フェデックス (FDX)
USBが、同社の目標価格を120ドルから108ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

9.ジャビル・サーキット (JBL)
ドイチェ・セキュリティズが、同社の目標価格を10ドルから14ドルへ引き上げた。また、投資判断は“保有”とした。





=以上= 
posted by mori at 09:45 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月21日

全般続落。ダウ指数やS&P500指数は約3ヶ月ぶりの安値で引けた。

米国株相場レポート

6月 20日

森  崇

全般続落。ダウ指数やS&P500指数は約3ヶ月ぶりの安値で引けた。


(背景)
1.ニューヨーク原油先物相場が反発。イスラエルがイランの核施設爆撃を想定した軍事演習を実施したもようとのニューヨーク・タイムズ紙の報道がきっかけになり、原油価格は反発。イランの上位聖職者の一人は、イスラエルの攻撃に対し、強力な反撃で応じるだろうと発言。これを受け、ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物7月限は前日比2.69ドル(2.04%)高の1バレル=134.62ドルで取引を終えた。消費関連株が下落。

2.金融株に悪材料が続出。
@シティグループ(C)
UBSは、シティグループの4−6月(第2四半期)決算が赤字になるとの見方を示した。シティが4−6月期に87億ドルの評価損を計上すると予想。1株当たり損益見通しを40セントの赤字と、従来予想の37セントの黒字から下方修正した。

AMBIAとアムバック(ABK)
著名投資家のウィルバー・ロス氏は20日、米金融保証会社大手のMBIAとアムバックが失った最上級格付けを回復する可能性は低く、新たな競合相手に参入の可能性が広がるとの見方を示した。

Bファニーメイ (FNM)とフレディマック
リーマン・ブラザーズは20日、住宅市場の悪化が続くなか、米2大住宅金融のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が2008年4−6月(第2四半期)に一段の損失を計上する可能性があると指摘した。

CMBIA(MBI)とアムバック(ABK)
格付け会社フィッチ・レーティングスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に続き、ムーディーズ・インベスターズ・サービスも金融保証会社MBIAとアムバック・ファイナンシャルの格付けを最高位の「Aaa」から引き下げた。

Dワコービア(WB)
   メリル・リンチがワコービアの目標価格を21%引き下げて15ドルとした。また、大規模米地銀株の2008年通期ベース予想EPSを22%、2009年分も同19%引き下げた。
 
EMFグローバル(MF)
   先物ブローカー大手のMFに悪材料。ドイチェ・バンクが同社目標価格を35%下げて11ドルとした。

3.主要企業に悪材料が多出。
@フォード(F)
フォード・モーターは20日、今年の自動車部門業績は前年よりも悪化するとの見通しを明らかにした。ピックアップトラックやスポーツ型多目的車(SUV)への需要はここ数十年での最低と言う。

Aサンディスク(SNDK)
   フラッシュ・メモリー・カード大手の同社株に悪材料。シティ・グループがネガティブ・コメント。海外需要の減少から、業績が予想を下回る可能性があると言う。同社株の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。2008年通期ベース予想EPSを12%下げて1.23ドルに、2009年も同25%下げて1.29ドルとした。

BGMとフォード(F)
スタンダード・アンド・プアーズは20日、ゼネラル・モーターズとフォード・モーター、クライスラーの信用格付けを、いずれも格下げの可能性を示す「クレジット・ウォッチ・ネガティブ」に指定した。ガソリン価格の高騰が自動車業界の財務に打撃を与えているとの懸念を理由に挙げた。S&Pはこれら自動車3社の債務格付けを「B」としている。S&Pはまた、これら自動車3社の金融部門についても格下げ方向で見直していると表明した。

ダウ指数は前日比220.40ドル安の11,842.69ドル、S&P500指数は同24.90ポイント安の1,317.93、ナスダック指数は同55.97ポイント安の2,406.09で引けた。

200806021_1.JPG


(米国株相場にとっての強材料)

1.国際通貨基金(IMF)は20日、以下の通り見解を表明した。
  (要旨)
  ★IMFは2009年の米経済成長率予想を従来の1.6%から引き上げ、2%とする。今年は、おおむねゼロ成長だろう。
★米国の景気減速は恐れていたほどではなかった。景気回復は来年にも始まるだろう。
★FOMCは、インフレ抑制のために早期利上げを迫られる可能性がある。

2.バンク・オブ・ジ・オザークス(OZRK)
アーカンソー州の銀行持ち株会社、バンク・オブ・ジ・オザークスは、資本は十分にある、増資計画はないと言明した。

3.ハンティントン・ブランクシェアーズ(HBAN)
  オハイオ州地銀大手が、第2四半期のローン貸倒れは、予想範囲内にとどまると発表。

4.ウェスタン・ユニオン(WU)
  送金、決済サービス会社大手に好材料。向こう3−5年にわたって、EPSの伸び率は18%が予想されるとした。また10億ドル分の自社株買戻しも発表。


(米国株相場にとっての弱材料)

1.アンハイザー・ブッシュ(BUD)
ビール醸造最大手のアンハイザー・ブッシュは20日、メキシコのグルポ・モデロのカルロス・フェルナンデスCEOがアンハイザーの取締役を退任すると発表。アンハイザーはインベブによる436億ドルの買収案を阻止するため、グルポ・モデロとの統合を目指している。フェルナンデスCEOは、係争が生じることを避けるため退任したと説明した。

2.フォード(F)
フォード・モーターは20日、今年の自動車部門業績は前年よりも悪化するとの見通しを明らかにした。ピックアップトラックやスポーツ型多目的車(SUV)への需要はここ数十年での最低と言う。

3.モナコで開催されている「GAIMインターナショナル」ヘッジファンド会議
  で、ヘッジファンド・マネージャーが以下の通り発言。

  (要旨)
★信用市場の危機が続き、終息には程遠い可能性がある。

4.リーマン・ブラザーズは20日付のリポートで、ゼネラル・モーターズとフォード・モーターの金融部門がそれぞれ10億ドルを超える評価損の計上を余儀なくされる可能性があると指摘。トラック中古価格の下落が激しいため、リース後に返却された自動車の価値が当初予想を下回っていることが背景。

5.UBS、クレディ・スイス、ドイツ銀行
リーマン・ブラザーズは20日、スイスの銀行大手UBSとクレディ・スイ
ス・グループ、独大手ドイツ銀行の4−6月(第2四半期)利益予想を下方 
修正。サブプライム住宅ローン問題に関連する評価損が追加計上されるとの見方が背景。
UBSが第2四半期に主に住宅と金融保証会社への投融資に関連する評価損として55億ドルを計上する可能性があり、この結果、純損益は22億スイス・フランの赤字になり、ドイツ銀行とクレディ・スイスについてはそれぞれ19億ユーロと約13億スイス・フランの評価損を計上するとの予想を示した。

6.OPECのヘリル議長は20日、産油国に対する増産要請は非論理的であり、ジッダで22日に開催される石油消費国との会議では増産に反対する意向を表明。
投機的な動きと地政学的な緊張、製油能力が限定的なことが原油高の原因だと指摘。

7.シティグループ(C)
UBSは、シティグループの4−6月(第2四半期)決算が赤字になるとの見方を示した。シティが4−6月期に87億ドルの評価損を計上すると予想。1株当たり損益見通しを40セントの赤字と、従来予想の37セントの黒字から下方修正した。シティのクリッテンデンCFOは19日、大幅な追加評価損と消費者ローンの損失増加を予想していると述べたことが背景。

8.MBIAとアムバック(ABK)
著名投資家のウィルバー・ロス氏は20日、米金融保証会社大手のMBIAとアムバックが失った最上級格付けを回復する可能性は低く、新たな競合相手に参入の可能性が広がるとの見方を示した。

9.米投資会社フォートレス・インベストメント・グループが、ディストレスト資産に投資する20億ドル規模のファンド向けに10億ドルを追加調達する可能性があると、NYポスト紙が報じた。

10.サンディスク(SNDK)
  フラッシュ・メモリー・カード大手の同社株に悪材料。シティ・グループがネガティブ・コメント。海外需要の減少から、業績が予想を下回る可能性があると言う。同社株の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。2008年通期ベース予想EPSを12%下げて1.23ドルに、2009年も同25%下げて1.29ドルとした。
  
11.ファニーメイ (FNM)とフレディマック
リーマン・ブラザーズは20日、住宅市場の悪化が続くなか、米2大住宅金融のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が2008年4−6月(第2四半期)に一段の損失を計上する可能性があると指摘した。

12.MBIA(MBI)とアムバック(ABK)
格付け会社フィッチ・レーティングスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)に続き、ムーディーズ・インベスターズ・サービスも金融保証会社MBIAとアムバック・ファイナンシャルの格付けを最高位の「Aaa」から引き下げた。

13.GMとフォード(F)
スタンダード・アンド・プアーズは20日、ゼネラル・モーターズとフォード・モーター、クライスラーの信用格付けを、いずれも格下げの可能性を示す「クレジット・ウォッチ・ネガティブ」に指定した。ガソリン価格の高騰が自動車業界の財務に打撃を与えているとの懸念を理由に挙げた。S&Pはこれら自動車3社の債務格付けを「B」としている。S&Pはまた、これら自動車3社の金融部門についても格下げ方向で見直していると表明した。

14.ワコービア(WB)
  メリル・リンチがワコービアの目標価格を21%引き下げて15ドルとした。また、大規模米地銀株の2008年通期ベース予想EPSを22%、2009年分も同19%引き下げた。
 
15.MFグローバル(MF)
  先物ブローカー大手のMFに悪材料。ドイチェ・バンクが同社目標価格を35%下げて11ドルとした。

16.マリオット・インターナショナル(MA)やブランスウィック(BC)
  レギュラー無鉛ガソリン価格が今週は過去最高の4.09ドル(1ガロン当たり)をつけたことから、ドライブ減少予想より、ホテル株や、アウトドア活動用商品を製造しているブランスウィック株等が下落。


個別銘柄編

投資判断変更

1. アポロ・グループ(APOL)
  CSFBが、同社の投資判断を“中立”から“アウトパフォーム”に引き
  上げた。

2.サンディスク (SNDK)
  シティグループが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。

3.シマンテック (SYMC)
  フリードマン・ビリングスが、同社の投資判断を“アウトパフォーム”
  から“マーケットパフォーム”に引き下げた。

4.サーキット・シティ(CC)
  レイモンド・ジェームスが、同社の投資判断を“マーケットパフォーム”
  から“アンダーパフォーム”に引き下げた。


個別銘柄編 

価格目標変更

1.BMCソフトウエア(BMC)
  スタンフォード・リサーチが、投資判断を“買い”に新規格付けした。
  また、同社の目標価格を45ドルとした。

2.モトローラ (MOT)
  RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を10ドルから9ドル
  へ引き下げた。また、投資判断は“セクターパフォーム”とした。

3.U.S.スティール (X)
  キーバンク・キャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を190ドル
  から230ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。


=以上= 
posted by mori at 09:22 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月20日

反発。

米国株相場レポート

6月 19日

森  崇

反発。


(背景)
1.原油急落を受け、ライダー・システム(R)やサウスウェスト航空(LUV)等の輸送株が買われた。全米最大のトラック・リーシング会社であるライダーや、航空会社大手のサウスウェスト航空等が買われた。また、消費関連株も物色された。

  (原油急落の背景)
ニューヨーク原油先物が急落。中国国家発展改革委員会(NDRC)は、1トンあたりのガソリン価格とディーゼル油価格をいずれも明日から1000元引き上げると発表。これはガソリンとディーゼル油それぞれ17%、18%の値上げに相当する。これを受け、需要減少観測から原油に売り物がかさんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物7月限は前日比4.75ドル(3.48%)安の1バレル=131.93ドルで取引を終えた。

2.主要企業に好材料が出た。
@BB&Tコープ(BBT)
ノースカロライナの大手地銀に強材料。4月17日の発表通り、2008年中に増配するとコメントした。一部アナリストから減配予想が出ていた。

Aブロードコム(BRCM)
任天堂のビデオゲームに搭載されている半導体メーカー大手に強材料。リーマン・ブラザーズが、第2四半期のEPS予想を2セント引き上げ、35セントとするとともに、第3四半期のEPS予想も引き上げ必要があるかもしれないとした。

ダウ指数は前日比34.03ドル高の12,063.09ドル、S&P500指数は同5.02ポイント高の1,342.83、ナスダック指数は同32.36ポイント高の2,462.07で引けた。

clip_20080620_01.JPG


(米国株相場にとっての強材料)
1.フォード(F)
資産家カーク・カーコリアン氏が経営するトラシンダは米自動車大手フォード・モーターの株式を4080万株買い増し、保有比率を6.5%に引き上げた。新たに買い増した株式は18日の終値を基にすると、2億5380万ドルに相当する。

2.5月の米景気先行指標総合指数(LEI)は前月比0.1%上昇(前月は0.1%上昇)と、予想(前月比変わらず)を上回った。

  (プラス寄与項目)
株価と米国債利回りの上昇、S&P500種株価指数、10年債利回りとフェデラルファンド(FF)金利の差、消費財と資本財の受注がそれぞれ寄与した。

  (マイナス寄与項目)
インフレ調整後のマネーサプライ(通貨供給量、M2)、住宅着工許可件数、消費者期待度指数、入荷遅延がそれぞれマイナス寄与。

  (中立寄与)
製造業の週平均労働時間

3.BB&Tコープ(BBT)
ノースカロライナの大手地銀に強材料。4月17日の発表通り、2008年中に増配するとコメントした。一部アナリストから減配予想が出ていた。

4.ブロードコム(BRCM)
任天堂のビデオゲームに搭載されている半導体メーカー大手に強材料。リーマン・ブラザーズが、第2四半期のEPS予想を2セント引き上げ、35セントとするとともに、第3四半期のEPS予想も引き上げ必要があるかもしれないとした。

5.ライダー・システム(R)やサウスウェスト航空(LUV)等の輸送株
全米最大のトラック・リーシング会社であるライダーや、航空会社大手のサウスウェスト航空等が買われた。原油価格の急落が背景。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.フィラデルフィア連銀が19日に発表した6月の同地区の製造業景況指数はマイナス17.1(前月マイナス15.6)と、予想(マイナス10)より悪化した。これで7カ月連続のマイナス。

  (主要コンポーネント内訳)
★新規受注…マイナス12.4(前月マイナス3.7)
★受注残…マイナス12.5(前月マイナス19.1)
★在庫…マイナス12.6(前月マイナス13.1)
★雇用者数…マイナス6.9(前月マイナス1.0)
★出荷…マイナス6.7(前月2.2)
★仕入価格…69.3(前月53.8)
★販売価格…29.7(前月31.6)

2. 14日に終わった1週間の新規失業保険申請件数は前週比5000件減の38万1000件。予想(37万5000件)を上回った。前週は38万6000件(速報値38万4000件)に上方修正された。4週間移動平均は14日までの1週間で37万5250件(前週37万2000件)に増加した。

3.モルガン・スタンレー(MS)
オッペンハイマーのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏は19日、証券大手モルガン・スタンレーの利益見通しを下方修正した。モルガン・スタンレーの2008年11月通期の1株当たり利益予想を4.25ドルと、従来予想の5ドルから引き下げ、2009年度も同5.80ドルから4.40ドルに下方修正した。他社と同様にモルガン・スタンレーも今後数四半期は困難な収益環境に直面するだろう。資本市場の動きはなお停滞しており、市場は引き続き厳しいとコメント。

4.ゴールドマン・ザックスは、北海ブレント原油の今年の平均価格見通しをバレル当たり117ドルと、従来予測から9%上方修正した。世界的な供給逼迫が背景。2009年の平均価格見通しは27%引き上げられ140ドル、2010年は25%引き上げられ150ドルとなった。また、11年は17%上方修正の140ドル、12年は13%引き上げられ85ドルとされた。

5.シティ・グループ(C)
シティグループのクリッテンデンCFOは19日、サブプライム住宅ローン市場に関連する債券の実質的な評価損を追加計上することを明らかにした。4−6月(第2四半期)のサブプライム住宅ローン関連の評価損は1−3月期に計上した60億ドルを下回るだろうと述べた。

6.バイオジェン・アイデック(BIIB)
バイオテクノロジー大手バイオジェン・アイデックと資産家カール・アイカーン氏の間で繰り広げられていた委任状争奪戦はアイカーン氏の敗北に終わった。、空席になっていた4人の取締役会メンバー(定数12人)にはいずれもバイオジェンが推薦した候補が選ばれた。

7.ソーンバーグ・モーゲージ(TMA)
住宅ローン会社ソーンバーグ・モーゲージは、救済計画の遅れで同社の存続が危うくなっているとの見解を示した。ソーンバーグは増資を予定していた6月中に完了できないと報告し、9月末までの期限延長を求めている。

8.コーンFRB副議長が以下の通り発言。
  
  (発言要旨)
★商業不動産は厳格に監督する必要がある。
★ホーム・エクイティー・ローン貸倒は確実に拡大している。


個別銘柄編
投資判断変更
1. アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
シティグループが、同社の投資判断を“保有”から“買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を41ドルから42ドルへ引き上げた。

2.フェデックス (FDX)
BB&T・キャピタル・マーケットスが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. ジェネンテック(DNA)
ドイチェ・セキュリティズが、投資判断を“買い”に新規格付けした。また、同社の目標価格を83ドルとした。

2.バイオジェン・アイデック (BIIB)
ドイチェ・セキュリティズが、投資判断を“保有”に新規格付けした。また、同社の目標価格を60ドルとした。

3.ギリヤド・サイエンス(GILD)
ドイチェ・セキュリティズが、投資判断を“買い”に新規格付けした。また、同社の目標価格を63ドルとした。

4.アムジェン(AMGN)
ドイチェ・セキュリティズが、投資判断を“買い”に新規格付けした。また、同社の目標価格を52ドルとした。

5.ワコビア(WB)
ドイチェ・セキュリティズが、同社の目標価格を35ドルから30ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

6.フェデックス (FDX)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を106ドルから96ドルへ引き下げた。また、投資判断は“イコールウエイト”とした。

7.アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
UBSが、同社の目標価格を46ドルから35ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

8.ゼネラル・ミルズ(GIS)  
ロングボウが、同社の目標価格を67ドルから68ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

9.ポタッシュ (POT)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を300ドルから340ドルへ引き上げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

10.バーリントン・ノーザン・サンタ・フェ(BNI)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を96ドルから95ドルへ引き下げた。また、投資判断は“セクターパフォーム”とした。

11.ゼネラル・ミルズ(GIS)  
BMOキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を66ドルから71ドルへ引き上げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

12.ゼネラル・ミルズ(GIS)  
スティフル・ニコラスが、同社の目標価格を66ドルから69ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

13.ポタッシュ (POT)
CSFBが、同社の目標価格を210ドルから280ドルへ引き上げた。また、投資判断は“中立”とした。




=以上= 


posted by mori at 08:46 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月19日

続落。

米国株相場レポート

6月 18日

森  崇

続落。


(背景)
1.金融株に悪材料が出た。
@フィフス・サード・バンコープ(FITB)
米銀フィフス・サード・バンコープは18日、転換優先株の発行と非中核事業の売却で20億ドルの増資を実施することを明らかにした。同社は9四半期連続で減益を計上。また、今年の貸倒引当率は想定されている1.6−1.65%を上回ると言う。

AMFグローバル(MF)
先物・オプション取引大手のMFグローバルの株価が急落。同社が17日、2008年4−6月(第1四半期)利益は予想を下回るもようだと発表したことが背景。金利収入減とコスト上昇が背景。

Bモルガン・スタンレー(MS)
モルガン・スタンレーが18日寄り前業績発表した3−5月(第2四半期)決算は57%の減益になった。不動産やレバレッジド融資債権を担保にした証券で評価損を計上した上、自己勘定トレーディングも低迷した。総収入も予想を下回った。

CUBS(UBS)
UBSに悪材料。同行がさらに50億スイス・フラン(約5200億円)の評価損を計上し、2008年通期が赤字となるとのJPモルガン・チェースの予想が背景。また、UBSの08年通期業績を1株当たり4.55スイス・フランの赤字と予想。株価予想も増資の影響で調整し、33スイス・フランと従来の43スイス・フランから引き下げた。

2.主要企業に悪材料が出た。
@フェデックス(FDX)
米小荷物輸送大手のフェデックスが18日寄り前業績発表。2008年3月−5月(第4四半期)の利益は、キンコーズ部門の特別支出を除くベースで、1株当たり1.45ドルの利益を計上した。予想1株当たり利益は1.47ドルだった。燃料コストの上昇に加え、文書作成サービス部門、キンコーズの営業権償却など特別支出が響いた。また、同社は6−8月(第1四半期)の1株当たり利益0.80−1ドルとの見通しを示した。予想は1.34ドルだった。燃料価格の変動と景気見通しの不透明感から、今後の利益予想は困難だと述べた。

Aサンディスク(SNDK)
アメリカン・テクノロジー・リサーチがフラッシュ・メモリー・カード大手の同社の利益予想を引き下げた。第2四半期のEPSを当初予想より29%下げて12セントとした。就業シーズンでの売上げが予想を下回る可能性があると言う。

Bゼネラル・モーターズ(GM)等自動車株
シティグループとドイツ銀行は、6月の米自動車販売台数が15年ぶりの低水準に落ち込む可能性があると指摘。ガソリン高により、トラックの在庫が増え、燃費効率の良い小型車が不足するとの見方を示した。

3.ニューヨーク原油先物相場が4日ぶりに上昇。今月22日にサウジアラビアのジッダで開かれる産油国と消費国の会議を控え、米政府は原油増産が発表されるとは考えていないとの見解を示したことが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物7月限は前日比2.67ドル(1.99%)高の1バレル=136.68ドルで取引を終えた。

ダウ指数は前日比131.24ドル安の12,029.06ドル、S&P500指数は同13.12ポイント安の1,337.81、ナスダック指数は同28.02ポイント安の2,429.71で引けた。

clip_20080619_01.JPG


(米国株相場にとっての強材料)
1.アップル(AAPL)
調査会社iサプライによると、アップルの携帯電話iPhoneの今年の出荷台数は1060万台に達し、第3世代(3G)対応機種がアイフォーンの今年の販売台数の60%を占めるだろうと言う。iサプライの推計によると昨年のアイフォーン販売台数は370万台。世界の携帯端末販売の0.3%を占めた。また、2012年までに携帯電話加入者数は49億人を上回るとの見通しを示している。今年の年末時点での加入者は37億人が予想されている。今年の世界の携帯端末出荷台数は12%増の12億9000万台、2012年には16億台に達する見込みだ。

2.経済予測を提供するカリフォルニア大学ロサンゼルス校のアンーソン・フォーキャストは18日、カリフォルニア州の住宅市場が回復の兆候を示し始めている可能性があるとの見方を示した。同州の住宅価格は引き続き低迷しているものの、一戸建て住宅とコンドミニアムの販売件数は増加しつつあると言う。年内は住宅差し押さえが続こうが、来年には落ち着きを取り戻し始めるだろう。通常の住宅市場の状況とはまだ程遠いものの、同州の一部地域で住宅販売が増加していることは良い兆候だと指摘。

3.石炭株
石炭株が高い。スティフェル・ニコラウスのアナリストは供給不足から石炭価格が2009年にかけて上昇するとの見通しを示した。コンソル・エナジー(CNX )、ピーボディ・エナジー(BTU)、アーチ・コール(ACI)等が急騰。

4.ボーイング(BA)
米政府監査院は国防大手ノースロップ・グラマンが米空軍から獲得した350億ドル相当の空中給油機受注について、入札のやり直しを求める同業ボーイングの申し立てを認めた。

5.ファイザー(PFE)
世界最大の医薬品メーカー、ファイザーは18日、コレステロール降下剤「リピトール」の後発医薬品について、インドのランバクシー・ラボラトリーズが米市場での販売開始時期を20カ月遅らせることで両社が合意したと発表。これにより、ファイザーは120億ドルを得る可能性がある。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.モルガン・スタンレー(MS)
モルガン・スタンレーが18日寄り前業績発表した3−5月(第2四半期)決算は57%の減益になった。不動産やレバレッジド融資債権を担保にした証券で評価損を計上した上、自己勘定トレーディングも低迷した。同社が保有する流動性総額は3−5月期末時点で1690億ドルと、12−2月期の1250億ドルから増加した。中核自己資本のティア1比率は11.5−12%。

第2四半期(3−5月期)実績
 ○総収入…65億1,000万ドル(コンセンサス予想は71億900万ドル)
 ○1株当たり利益…0.95ドル(コンセンサス予想は0.92ドル)

2.サンフランシスコ連銀のイエレン総裁が以下の通り発言。

  (発言要旨)
★米経済成長の鈍化はアジアから出荷される輸出品への需要を損ねることになり、アジア経済に悪影響をもたらす可能性が高い。
★商品相場の値上がりが世界的なインフレ圧力を強めており、金融市場はまだ正常化されていない。

3.アムバック(ABK)
モノライン大手アムバック・ファイナンシャル・グループは18日、格付け会社フィッチ・レーティングスとの格付け契約を打ち切る計画を明らかにした。

4.自動車大手クライスラーのロバート・ナーデリCEOは、今年の米自動車業界全体の販売ペースが同社予想より悪化していると述べた。

5.MFグローバル(MF)
先物・オプション取引大手のMFグローバルの株価が急落。同社が17日、2008年4−6月(第1四半期)利益は予想を下回るもようだと発表したことが背景。金利収入減とコスト上昇が背景。4−6月期の純利益は3億6000万−3億9000万ドルになると言う。予想は4億1500万ドルだった。

6.フェデックス(FDX)
米小荷物輸送大手のフェデックスが18日寄り前業績発表。2008年3月−5月(第4四半期)の売上高は前年同期比7.8%増加し98億7000万ドル、キンコーズ部門の特別支出を除くベースで、1株当たり1.45ドルの利益を計上した。予想は、売上高が97億1700万ドル、同ベースの1株当たり利益は1.47ドルだった。燃料コストの上昇に加え、文書作成サービス部門、キンコーズの営業権償却など特別支出が響いた。また、同社は6−8月(第1四半期)の1株当たり利益0.80−1ドルとの見通しを示した。予想は1.34ドルだった。燃料価格の変動と景気見通しの不透明感から、今後の利益予想は困難だと述べた。

7.フィフス・サード・バンコープ(FITB)
米銀フィフス・サード・バンコープは18日、転換優先株の発行と非中核事業の売却で20億ドルの増資を実施することを明らかにした。同社は9四半期連続で減益を計上。また、今年の貸倒引当率は想定されている1.6−1.65%を上回るもようだ。フィフスは引き続き貸倒引当金の積み増しを計画している。四半期配当は66%減配され1株当たり15セントまで引き下げられた。

8.UBS(UBS)
UBSに悪材料。同行がさらに50億スイス・フラン(約5200億円)の評価損を計上し、2008年通期が赤字となるとのJPモルガン・チェースの予想が背景。また、UBSの08年通期業績を1株当たり4.55スイス・フランの赤字と予想。株価予想も増資の影響で調整し、33スイス・フランと従来の43スイス・フランから引き下げた。

9.米住宅用不動産仲介大手リアロジーのヘンリー・シルバーマン会長は18日、米国の住宅価格はこの夏にさらに10%下がるとの見通しを示した。

10.ヘッジファンド、ポールソンの創業者、ジョン・ポールソン氏は18日、業界会議で語り、今回の信用危機による評価損や損失は総額で1兆3000億ドルに達する公算があるとの見方を示した。IMFは損失の総額を9450億ドルと見積もっているが、評価損はまだ3分の1ほどが出ただけで、まだ多くの問題があり、年末まで影響が続くだろう。安定化の兆しは見られないとしている。

11.ゼネラル・モーターズ(GM)等自動車株
シティグループとドイツ銀行は、6月の米自動車販売台数が15年ぶりの低水準に落ち込む可能性があると指摘。ガソリン高により、トラックの在庫が増え、燃費効率の良い小型車が不足するとの見方を示した。

12.サンディスク(SNDK)
アメリカン・テクノロジー・リサーチがフラッシュ・メモリー・カード大手の同社の利益予想を引き下げた。第2四半期のEPSを当初予想より29%下げて12セントとした。就業シーズンでの売上げが予想を下回る可能性があると言う。その他では、投資判断“買い”、目標価格も40ドルで据え置いた。


個別銘柄編
投資判断変更
1. インフォシス(INFY)
サスクエハンナ・ファイナンシャルが、同社の投資判断を“ポジティブ”から“中立”に引き下げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1.ファースト・ソーラー(FSLR)
スタンフォード・リサーチが、投資判断を“保有”に新規格付けした。

2.サンパワー (SPWR)
スタンフォード・リサーチが、投資判断を“保有”に新規格付けした。

3.ゴールドマン・ザックス(GS)
UBSが、同社の目標価格を185ドルから190ドルへ引き上げた。また、投資判断は“中立”とした。

4.サテイアム・コンピューター(SAY)
サスクエハンナ・ファイナンシャルが、同社の目標価格を29ドルから31ドルへ引き上げた。また、投資判断は“ポジティブ”とした。

5.ナスダック(NDAQ)
フリードマン・ビリングスが、同社の目標価格を44ドルから40ドルへ引き下げた。また、投資判断は“マーケットパフォーム”とした。

6.リサーチ・イン・モーション (RIMM)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を145ドルから165ドルへ引き上げた。また、投資判断は“オーバーウエイト”とした。

7.ベスト・バイ(BBY)
ドイチェ・セキュリティズが、同社の目標価格を49ドルから48ドルへ引き下げた。また、投資判断は“保有”とした。

8.ナスダック(NDAQ)
ドイチェ・セキュリティズが、同社の目標価格を45ドルから37ドルへ引き下げた。また、投資判断は“保有”とした。





=以上= 
posted by mori at 08:47 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月18日

反落。

米国株相場レポート 

6月 17日

森  崇

反落。


(背景)
1.米住宅指標や鉱工業生産指数の軟調な数字を受けて、景気先行き懸念が高まった。

2.金融株に悪材料が出た。
@ゴールドマンは17日、米銀は貸倒損失や資産評価損は2009年1−3月(第1四半期)まで続くため、今後さらに650億ドルの増資が必要となる可能性があると指摘。米銀は必要な増資の3分の2を終えただけだとの見方を示し、金融機関のこれまでの増資は損失を埋めただけとしている。信用市場の環境を悪化させる住宅価格下落は今年いっぱい続き、銀行株の幅広い上昇は向こう数カ月には望みにくいとした。損失に備えた引き当てのピークは09年初めになるだろうとコメント。

Aアメリカン・エキスプレス(AXP)
フリードマン・ビリングス・ラムジーが、アメックスの投資判断を「アンダーパフォーム」で据え置いた。消費者信用が今年、引き続き悪化するとの懸念が背景。

B米銀行持ち株会社のザイオンズ・バンコープは8年ぶりの大幅安。不良債権からの損失が拡大すると予想したことに加え、ゴールドマンが地銀について慎重な姿勢を維持したことが背景。


ダウ指数は前日比108.78ドル安の12,160.30ドル、S&P500指数は同9.21ポイント安の1,350.93、ナスダック指数は同17.05ポイント安の2,457.73で引けた。

clip_20080618_01.JPG


(米国株相場にとっての強材料)
1.ゴールドマン・ザックス(GS)
ゴールドマンが17日発表した2008年3−5月(第2四半期)決算は、前年同期比で11%の減益となった。減益幅は市場予想よりも小幅にとどまった。第2四半期の評価損と信用損失は7億7500万ドル(約840億円)。この影響で、債券事業の収入は29%減となった。普通株の年間ROE(株主資本利益率)は20.4%。前四半期は14.8%、前年同期は26.7%だった。

第2四半期(3−5月期)実績
 ○総収入…94億2,200万ドル(87億4,635万ドル)
 ○1株当たり利益…4.58ドル(コンセンサス予想は3.42ドル)

2.チキータ・ブランズ・インターナショナル(CQB)
食品大手のチキータ・ブランズ・インターナショナルは7―9月(第3四半期)の損益が「前年同期と同程度」の赤字になるとの見方を示した。16日は「大幅な赤字」になるとの見通しを示していた。

3.CMEグループ(CME)
世界最大手の先物取引所、CMEグループは16日、米司法省からニューヨーク商業取引所(NYMEX)買収の認可を受けたと発表した。シティグループはCMEの投資判断を「ホールド」から「買い」へ引き上げた。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.5月の鉱工業生産指数は前月比0.2%低下(前月0.7%低下)し、予想(0.1%上昇)に反して低下した。5月の鉱工業設備稼働率は79.4%(前月は79.6%に修正)と、ハリケーン「カトリーナ」が襲来した2005年9月以来の低い水準だった。

  (内訳)
製造業は前月比変わらず(前月は0.9%の低下)った。自動車を除く製造業は0.2%低下(前月0.4%低下)した。消費財の生産は0.2%低下。 一方、自動車・同部品は1%上昇と、昨年11月以来で初のプラスとなった。鉱業は0.1%上昇と前月の0.6%低下からプラスに転じた。公益事業は1.8%低下した。

2.5月の生産者物価指数(PPI)全完成品は前月比1.4%上昇(前月は0.2%上昇)と、予想(1%上昇)を上回った。これは、昨年11月以来で最大の伸び。食品とエネルギー価格を除いたコア指数は0.2%上昇でエ予想と一致。前月の0.4%上昇からは伸びが鈍化した。

  (内訳)
5月の食品価格は前月比0.8%上昇(前月横ばい)。ガソリン価格は前月比9.3%上昇と、昨年11月以来で最大。ディーゼル油と天然ガスはそれぞれ前月比11.2%と5.7%の上昇だった。

3.5月の住宅着工件数は前月比3.3%減の97万5000戸(前月は100万8000戸)と、予想(98万戸)を下回った。これは、過去17年間で最低水準。5月の住宅着工許可件数は1.3%減の年率96万9000件。予想は96万件だった。

4.リーマン・ブラザーズ(LEH)
オッペンハイマーのメレディス・ホイットニー氏はリーマン・ブラザーズの利益見通しを引き下げた。オッペンハイマーのほかメリルリンチやバンク・オブ・アメリカのアナリストもリーマンの利益見通しを下方修正した。大規模な経費削減を実施しない限り、株主資本利益率(ROE)目標を達成できないことが背景。ホイットニー氏は2009年のリーマンの1株当たり利益見通しを1.80ドルと40%引き下げ、同社の経費増大は収入の伸びを上回っていると述べた。メリルのモスコウスキー氏は同30%引き下げて3.46ドル、バンカメのアナリスト、マイケル・ヘクト氏は6%下方修正して1株当たり利益見通しを3.25ドルとした。

5.セントルイス連銀のプール前総裁は17日、以下の通り発言。

  (発言要旨)
★エネルギー価格高騰を背景にしたインフレスパイラルを回避するため、FOMCは利上げを実施すべきだ。
★インフレ期待が賃金上昇につながるのをFOMCは回避すべきだ。いったんインフレ期待が賃金上昇圧力を高め始めると手の施しようがなくなり、消費者物価を抑制するのが困難になる。

6.ベスト・バイ(BBY)
米家電量販大手のベスト・バイが17日寄り前業績発表。2008年3月−5月(第1四半期)の売上高は89億9000万ドル、純利益は1億7900万ドル(1株当たり43セント)となった。予想は、売上高が85億6300万ドル、一株当たり利益が37セントだった。戻し減税(税還付)が販売に寄与し、薄型テレビの販売が好調だった。ベスト・バイは採算性を優先した店舗レイアウトを採用し、収益性の高い地域に店舗を増設した。ただし、2009年度通期ベースのガイダンスを据え置いた。売上高が430億ドル〜440億ドル、一株当たり利益が3.25ドル〜3.40ドルになると言う。第1四半期が予想を上回ったが、通期で据え置いたことから、今後の収益減速予想が嫌気された。予想は、売上高が441億3200万ドル、一株当たり利益が3.25ドルだった。

7.金融機関が証券化して投資家に売却したモーゲージ資産が、各社のバランスシートに戻ってくる可能性があるとWSJ紙が報じた。米財務会計基準審議会(FASB)が先週提案した会計規則の変更で、金融機関はこうした資産を再び自社のバランスシートに戻すことを迫られる恐れがあると言う。金融機関が証券化のための特別会社を一部保有していることが背景。リーマンは16日、3−5月期に1500億ドル近くの資産を売却した。しかし、リーマンは2003−07年に7000億ドル超の資産を証券化しており、BSに戻す分が、仮に証券化したうちの20%だとしても最近の資産圧縮分は飲み込まれてしまうと指摘した。

8.ワシントン・ポスト紙とABCニュースが合同で実施した世論調査(12〜15日実施)によると、今年11月の大統領選で、民主党候補指名が確定しているバラク・オバマ上院議員に投票すると回答したのは有権者の49%で、共和党候補に確定しているジョン・マケイン上院議員の45%をわずかに上回った。不人気な現政権の存在がマケイン氏の挙戦に不利に働いていることをうかがわせた。

9.ゴールドマンは17日、米銀は貸倒損失や資産評価損は2009年1−3月(第1四半期)まで続くため、今後さらに650億ドルの増資が必要となる可能性があると指摘。米銀は必要な増資の3分の2を終えただけだとの見方を示し、金融機関のこれまでの増資は損失を埋めただけとしている。信用市場の環境を悪化させる住宅価格下落は今年いっぱい続き、銀行株の幅広い上昇は向こう数カ月には望みにくいとした。損失に備えた引き当てのピークは09年初めになるだろうとコメント。

10.ウォルマート(WMT)
小売り最大手のウォルマート・ストアーズは17日、2009年1月通期の設備投資計画を130億−140億ドルと発表。昨年10月時の135億―152億ドルから減額した。米国内での店舗拡大ペース減速に伴う措置。また、通期で店舗面積を前年比5−6%拡大する方針。昨年は同7.7%の拡大だった。

11.OPECのハティビ理事(イラン代表)は17日、サウジアラビアはほかのOPEC加盟国に協議せずに増産を実施すべきではないと述べた。サウジアラビアが単独で増産に踏み切れば、それは不正行為となると警告した。イランはOPECで第2位の産油国。同1位のサウジは5月、日量30万バレルの増産計画を発表。原油価格が最高値圏にある中、6月中にも追加の増産計画を発表する可能性がある。

12.アメリカン・エキスプレス(AXP)
フリードマン・ビリングス・ラムジーが、アメックスの投資判断を「アンダーパフォーム」で据え置いた。消費者信用が今年、引き続き悪化するとの懸念が背景。

13.センテックス(CTX)
センテックスなど住宅建設株に売りが膨らんだ。5月の住宅着工件数が軟調だったことが背景。


個別銘柄編
投資判断変更
1. ワイス(WYE)
リィーリンク・スワンが、同社の投資判断を“マーケットパフォーム”から“アウトパフォーム”に引き上げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. BMC・ソフトウエア(BMC)
UBSが、投資判断を“アウトパフォーム”に新規格付けした。


2.ベリサイン (VRSN)
オッぺンヘイマーが、同社の目標価格を42ドルから46ドルへ引き上げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。





=以上= 
posted by mori at 08:55 | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月17日

ダウ指数は軟調。

米国株相場レポート

6月 16日

森  崇

ダウ指数は軟調。S&P500指数とナスダック指数はしっかり。金融関連が上昇した他、半導体中心にハイテク株がしっかり。一方、ディフェンシブ関連が軟調。


(金融株しっかりの背景)
1.証券大手リーマンが本日寄り前業績発表。9日に提示されものとほぼ同じ内容だった。ただし、保有資産を1470億ドル減らし、先週示した概算の1300億ドルよりも大幅に削減した。これが好感された。

(ナスダック指数しっかりの背景)
1.半導体関連に押し目買いが入った。

2.ニューヨーク原油先物相場が反落。
サウジアラビアは7月に日量970万バレルの原油を生産する予定であると言う。潘国連事務総長はサウジのヌアイミ石油鉱物資源相と会談後、同石油相から得た数値として明らかにした。20万バレル増産し、生産量は合計で970万バレルになると説明した。

ダウ指数は前日比38.27ドル安の12,269.08ドル、S&P500指数は同0.11ポイント高の1,36014、ナスダック指数は同20.28ポイント高の2,474.78で引けた。

引け後、アドビ・システムズ(ADBE)が決算発表。第2四半期は良好だったが、第3四半期のEPSが楽観的予想を下回ったことから、引け後のOTC取引で、本日引け値(42.85ドル)に対して、90セント程度下落した41.90ドル・レベルで取引されている。

clip_20080617_01.JPG


(米国株相場にとっての強材料)
1.4月の対米証券投資統計によると、外国の政府と投資家の中長期金融資産取引額は外国人からみて1151億ドルの買い越し(前月は同796億ドルの買い越し)と、予想(633億ドルの買い越し)を大幅に上回った。買い越し額は11カ月ぶりの高水準となった。金融資産の合計は606億ドルの買い越しと、前月の487億ドルの売り越しから買い越しに転じた。外国人投資家による米国株の売越額は159億ドルと、前月の108億ドルの買い越しからマイナスに転じた。

  (米国債保有動向)
★日本の投資家による米国債の保有額…85億ドル純減の5922億ドル。
★中国の投資家の保有額…114億ドル純増の5020億ドル。
★英国…同485億ドル純増の2514億ドル。

2.リーマン・ブラザーズ(LEH)
証券大手リーマンが本日寄り前業績発表。9日に提示されものとほぼ同じ内容だった。ただし、保有資産を1470億ドル減らし、先週示した概算の1300億ドルよりも大幅に削減した。これが好感された。

第2四半期(3−5月期)実績
 ○純利益…28億ドルの純損失
 ○1株当たり損失…5.14ドル(コンセンサス予想は0.32ドル)

  (その他)
 〇評価損…40億ドル(そのうち住宅ローン資産評価損は20億ドル)
 〇削減したレバレッジド融資債券保有額…180億ドル
 〇削減した純資産…700億ドル
 〇削減した住宅関連資産…647億ドル

3.アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
15日、マーティン・サリバン氏がCEOを退任。ウィラムスタッド会長が後任としてCEOを兼任することになった。ウィラムスタッド新CEOは、全社的な事業見直しにおいて聖域は設けず、すべてが検討の対象になると述べた。

4.ヤフー(YHOO)
投資家カール・アイカーン氏は16日、ヤフーと同業グーグルが12日に合意を発表したオンライン広告での提携についてコメントした。グーグルとの提携はマイクロソフトによるヤフーの完全買収よりは劣るが、ヤフーの検索事業だけの買収を模索したマイクロソフトの直近の提案よりはましだと指摘。
  
5.サウジアラビアは7月に日量970万バレルの原油を生産する予定であると言う。潘国連事務総長はサウジのヌアイミ石油鉱物資源相と会談後、同石油相から得た数値として明らかにした。20万バレル増産し、生産量は合計で970万バレルになると説明した。

6.ブロードコム(BRCM)
衛星利用測位システム(GPS)チップの設計会社、サーフ・テクノロジー・ホールディングスが半導体メーカー大手ブロードコムを相手取り、2件の特許権侵害で訴えていた問題で、米国際貿易委員会(ITC)は訴えを退けた。

7.テバファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)
世界最大の後発医薬品メーカー、イスラエルのテバファーマスーティカル・インダストリーズはパーキンソン病治療薬「アジレクト」が病状の進行を遅らせたとの試験結果を明らかにした。

8.シリウス・サテライト・ラジオ(SIRI)
連邦通信委員会(FCC)のマーティン委員長は、衛星ラジオ放送大手、シリウス・サテライト・ラジオによるXMサテライト・ラジオ・ホールディングスの買収承認への支持を表明した。

9.リッチモンド連銀のラッカー総裁は16日、以下の通り発言。

  (発言要旨)
★米経済成長の下振れリスクは縮小した。景気の回復に伴い、利下げの反転が極めて理にかなったものになる。
★経済成長のペースは全般に弱々しい。住宅市場の軟調に足を引っ張られている。景気が回復したとしても、ことのほか緩やかなペースにとどまる可能性が非常に高い。
★最近の経済統計はインフレが許容できないほどに高いことを確認する内容だった。景気減速を抜け出す際に、減速期に入るときよりも高いインフレを伴うリスクがあることに対応しなくてはならない。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.6月のニューヨーク地区の製造業景況指数はマイナス8.7(前月はマイナス3.2)と、予想(マイナス2)を上回る落ち込みだった。

2.全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが16日発表した6月の米住宅市場指数は18(前月は19)と、予想(19)を下回った。

3.シティグループのチーフ米国株ストラテジスト、トビアス・レブコビッチ氏が以下の通り指摘。

  (要旨)
★テクノロジー株を売ってヘルスケア株を買ったほうが良い。去1年にわたる信用市場のひっ迫が情報技術(IT)を含む設備投資に悪影響を与える可能性が高いからだ。
★テクノロジー株全般の投資判断を「マーケットウエート」から「アンダーウエート」に引き下げる一方、ヘルスケア株を「マーケットウエート」から「オーバーウエート」に引き上げた。
★IBMを「推奨リスト」から除外し、代わりに医療保険会社のエトナを加えた。

4.チキータ・ブランズ・インターナショナル(CQB)
食品大手のチキータ・ブランズ・インターナショナルは7―9月(第3四半期)の損益が「大幅な赤字」になるとの見通しを示した。中米とエクアドルでの悪天候と供給コストの上昇が背景。

5.オフィスマックス(OMX)
クレディ・スイスは、オフィス用品販売3位のオフィスマックスを競合するステープルズが買収する計画は棚上げされたとの見方を示した。


個別銘柄編
投資判断変更
1. イーベイ(EBAY)
スティフル・ニコラスが、同社の投資判断を“保有”から“買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を35ドルとした。

2.サンディスク(SNDK)
JMPセキュリティズが、同社の投資判断を“マーケット・アンダーパフォーム”から“マーケットパフォーム”に引き上げた。

3.サンパワー(SPWR)
CSFBが、同社の投資判断を“中立”から“アウトパフォーム”に引き上げた。

4.モトローラ(MOT)
グローバル・クラウン・キャピタルが、同社の投資判断を“オーバーウエイト”から“中立”に引き下げた。

5.AT&T(T)
UBSが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。

6.べライゾン (VZ)
UBSが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。また、同社の目標価格を40ドルとした。

7.フリーポート・マックモラン(FCX)
デスジャーディンズ・セキュリティズが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。また、同社の目標価格を129.60ドルとした。
  
8.ジェネラル・エレクトリック(GE)
JPモルガンが、同社の投資判断を“オーバーウエイト”から“中立”に引き下げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1.  AT&T(T)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を47ドルから46ドルへ引き下げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

2.リサーチ・イン・モーション(RIMM)
Am・テック・リサーチが、同社の目標価格を165ドルから205ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

3.ポタッシュ(POT)
シティグループが、同社の目標価格を243ドルから284ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。




=以上= 

posted by mori at 10:35 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月15日

続伸。大幅高!

米国株相場レポート

6月 13日

森  崇

続伸。大幅高!


(背景)
1.5月の消費者物価指数は前月比0.6%上昇(前月は0.2%上昇)と、予想(0.5%上昇)を上回ったものの、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.2%上昇(4月は0.1%上昇)と、市場予想に一致したことから、早期利上げ観測が薄らいだ。

2.金融株に支援材料が出た。
リーマン・ブラザーズ(LEH)株が急伸。資産運用会社のブラックロックは、9日のリーマン・ブラザーズの公募増資で同社株を購入した。ブラックロックはリーマンの将来を楽観しているという。これを受け、金融株が堅調。

3.ニューヨーク原油先物相場が反落。
サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が、原油相場は正当化されないと発言し、サウジ国営石油会社が新油田から間もなく採掘を始めることを明らかにした。国営石油会社、サウジアラムコの取締役の1人は日量50万バレルの新油田で1カ月以内に採掘を始めると言う。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物7月限は前日比1.88ドル(1.4%)安の1バレル=134.86ドルで取引を終えた。


ダウ指数は前日比165.77ドル高の12,307.35ドル、S&P500指数は同20.16ポイント高の1,360.03、ナスダック指数は同50.15ポイント高の2,454.50で引けた。


200806014_1.JPG


(米国株相場にとっての強材料)

1.5月の消費者物価指数は前月比0.6%上昇(前月は0.2%上昇)と、予想(0.5%上昇)を上回った。ただし、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.2%上昇(4月は0.1%上昇)と、市場予想に一致した。前年同月比でCPIは4.2%上昇した。4月は同3.9%の上昇だった。5月のコアCPIは2.3%上昇(4月も2.3%上昇)した。

  (内訳)
エネルギー価格は前月比4.4%上昇。ガソリン価格は5.7%上昇。燃料コストは10%上昇した。食品価格は0.3%上昇と、4月の0.9%上昇から伸びが鈍化した。新車や被服費、処方せん薬はいずれも低下した。

2.リーマン・ブラザーズ(LEH)
資産運用会社のブラックロックは、9日のリーマン・ブラザーズの公募増資で同社株を購入した。ブラックロックはリーマンの将来を楽観しているという。購入した株数は明らかにしなかった。

3.サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が以下の通り発言。今月22日に同国のジッダで産油国と消費国および企業との会議が開催される。

  (発言要旨)
★ジッダでの会議は原油価格の上昇について話し合う。原油価格の上昇は需給ファンダメンタルズで正当化できない。この会議で適切な解決策が提示されるだろう

4.US航空(LCC)
  メリル・リンチが同社の投資判断を“中立”から“買い”に引き上げた。US航空は、12日引け後、燃料価格の高騰に対応し、年内に1700人を削減し国内便の座席数を最大8%縮小すると発表していた。

5.コンチネンタル航空(CAL)
  ソールバリー・リサーチが同社株の投資判断を“保有”から“買い”に引き上げた。客席数を減らし、4億1300万ドルを含むクレジットカードの支払いが合意に達したことを背景にしている。

6.スミス・アンド・ウェッソン・ホールディング(SWHC)
銃器製造のスミス・アンド・ウェッソンの親会社、スミス・アンド・ウェッソン・ホールディングが12日引け後発表した2008年2−4月(第4四半期)利益は1株当たり8セントと、予想(7セント)を上回った。

7.米エコノミストらはFRBとバーナンキ議長への信頼を強めているとWSJ紙が報じた。調査に答えたエコノミスト54人中75%が米金融当局はインフレに対し十分な配慮を見せていると回答。昨年5月の60%から増えた。ドル相場に対して当局が十分な懸念を示しているとの回答は66%だった。
金融当局が2009年6月までにFF金利の誘導目標を0.5ポイント引き上げ2.5%にすると予想。年内は据え置きが予想されているという。


(米国株相場にとっての弱材料)

1.ヤフー(YHOO)
  ヤフーは12日、インターネット検索最大手のグーグルと広告提携で合意した
  と発表。ヤフーは米国とカナダの同社検索サイトに、グーグルの検索連動型
広告の一部を掲載する。ヤフーは、ソフトウエア最大手米マイクロソフト(MS)との身売り交渉を打ち切った。今回の提携契約は年間売上高を8億ドル増加させる見込み。両社は、米司法省の審査期間を考慮し、サービス開始を最長3年半遅らせる方針。投資家のカール・アイカーン氏は、マイクロソフトが提示した475億ドルの買収案が実現しなかった責任はヤンCEOにあると批判している。グーグルとの提携は、ユーザーが広告をクリックするたびにヤフーが受け取る収入の増加につながる。
  
グーグルとの提携は、最初の1年間で営業キャッシュフローを最大4億5000万ドル増加させる見込み。独占契約ではないため、ヤフーとグーグル以外の企業も、ヤフーのサイトに掲載される広告を販売することができる。

2.キーコープ(KEY)
地銀大手のキーコープは13日、転換優先株と普通株の発行で16億5000万ドルを調達する計画を公表。増資総額は12日に明らかにした計画を1億5000万ドル上回った。普通株の募集価格は1株当たり11.75ドル。価格は12日の終値を1.9%下回っている。転換優先株の募集価格は1株当たり100ドル。

3.リアルティトラックが13日発表したデータによると、5月の差し押さえ手続
き件数は前年同月比48%増となった。5月は全米の住宅保有者483人に1人が、デフォルト通告や競売の通知を受け住宅差し押さえの手続き中となった。割合はリアルティトラックが月次統計を開始した2005年1月以来で最悪で、前年比の悪化は2年5カ月連続。割合が高いのはネバダ、カリフォルニア、アリゾナなどの州で、ニュージャージーが新たに上位10州に加わった。ネバダ州の差し押さえの割合は118世帯に1件、カリフォルニアは183世帯に1件、アリゾナ州は201世帯に1件だった。住宅保有者は通常、住宅ローンの返済遅延が90日を超えるとデフォルト通告を受け、尚返済がない場合、物件は競売にかけられる。あらかじめ設定された価格に達しないときは、所有権が貸し手に移る。

4.6月ミシガン大学消費者信頼感指数(暫定値)が56.7と発表になり、予想(59)を下回った。

5.コーラ(KO)
  世界第2位のコーラ飲料ボトラーであるコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリング(コーラが24%出資)が、売上高と利益見通しを引き下げた。食品、及び燃料費の高騰が背景であると言う。

6.フィフス・サード・バンコープ(FITB)
  オハイオ州2位の地銀である同行株が急落。BMOキャピタル・マーケッツが同行株の投資判断を“アウトパフォーム”から“マーケット・パフォーム”に引き下げた。増資の必要性が出てくるだろうと言う。


個別銘柄編

投資判断変更

1. アポロ・グループ(APOL)
  ファースト・アナリシス・セキュリティズが、同社の投資判断を“イコー
  ルウエイト”から“オーバーウエイト”に引き上げた。

2.ヤフー(YHOO)
  ソレイルが、同社の投資判断を“売り”から“保有”に引き上げた。

3.ヤフー(YHOO)
  ニーダムが、同社の投資判断を“売り”から“保有”に引き下げた。

4.ナスダック(NDAQ)
  CSFBが、同社の投資判断を“アウトパフォーム”から“保有”に引き
  下げた。

5.アンハイザー・ブッシュ (BUD)
  UBSが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。

6.アプライド・バイオシステムズ (ABI)
  UBSが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。


個別銘柄編 

価格目標変更

1. NYSE・ユーロネクスト(NYX)
  CSFBが、投資判断は“中立”に新規格付けした。また、同社の
  目標価格を70ドルとした。

2.アフラック(AFL)
  サン・トラスト・ロビンソン・ハムプレイが、投資判断は“中立”に
  新規格付けした。また、同社の目標価格を78ドルとした。

3.タイムワーナー(TWX)
  スタンフォード。リサーチが、投資判断は“買い”に新規格付けした。
  また、同社の目標価格を20ドルとした。

4.クアル・コム (QCOM)
  ジェファリーズ&カンパニーが、同社の目標価格を50ドルから54ドルへ
  引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

5.アンハイザー・ブッシュ (BUD)
  HSBCセキュリティズが、同社の目標価格を52ドルから65ドルへ
  引き上げた。また、投資判断は“中立”とした。

6.ノキア(NOK)
  オッぺンヘイマーが、同社の目標価格を40ドルから34ドルへ引き下げた。
  また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

7.メリル・リンチ (MER)
  リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を49ドルから47ドルへ引き下
  げた。また、投資判断は“イコールウエイト”とした。


=以上= 
         
posted by mori at 00:48 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月13日

反発。ただし、ドルが上昇したことから、石油関連始め商品関連株は安かった。

米国株相場レポート

6月 12日

森  崇

反発。ただし、ドルが上昇したことから、石油関連始め商品関連株は安かった。
また、ヤフーがマイクロソフトとの交渉を打ち切ったと発表したことから、マイクロソフト株が上昇し、ヤフー株は下落。ただし、ヤフーが、グーグルと提携する発表したことから、グーグル株は急伸。

(反発の背景)
1.5月の小売売上高は前月比1%増(前月は0.4%増)と、予想(0.5%増)を大幅に上回った。これは、昨年11月以降で最大の伸びとなった。変動の大きい自動車を除いたベースでは前月比1.2%増加と、市場予想(0.7%増)を上回った。5月から始まった戻し減税が寄与した。これを受け、ウォルマート(WMT)を始めとする小売株が上昇した。

2.金融株に好材料が出た。
  @モルガン・スタンレーが、金融株の投資判断を“アンダー・ウェイト”から“中立”に引き上げた。JPモルガン・チェースと、AIGをモデル・ポートフォリオに加える反面、オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)とエマーソン・エレクトリック(EMR)を除外した。

Aシティグループ(C)
シティグループは12日、傘下ヘッジファンドのオールド・レーンを再編すると発表。同行はオールド・レーンの資産を実質上すべて、適正価格で買い取る。シティは5月に、オールド・レーンのほぼ全投資家が資金を引き揚げる見込みであることを明らかにしていた。

BMBIA(MBI)
金融保証会社(モノライン)大手MBIAの株価が急伸。持ち株会社への資本移管を見送り、株主への還元方法を考慮する方針を明らかにしたことが好感された。

3.アンハイザー・ブッシュ(BUD)
  ベルギーのビール世界最大手インベブは11日引け後、世界3位で米最大手のアンハイザー・ブッシュに総額約460億ドルでの買収提案をしたと発表。アンハイザーの取締役会は、提案を精査し、株主利益を最大化する手段を取るとコメント。これを受け、業界再編期待から、飲料株が高かった。

ダウ指数は前日比57.81ドル高の12,141.58ドル、S&P500指数は同4.38ポイント高の1,339.87、ナスダック指数は同10.34ポイント高の2,404.35で引けた。


200806013_1.JPG


(米国株相場にとっての強材料)

1.5月の小売売上高は前月比1%増(前月は0.4%増)と、予想(0.5%増)を大幅に上回った。これは、昨年11月以降で最大の伸びとなった。ガソリン価格上昇はガソリンスタンドの売上高を押し上げた。ガソリンスタンドを除く売上高は0.8%増加した。変動の大きい自動車を除いたベースでは前月比1.2%増加と、市場予想(0.7%増)を上回った。5月から始まった戻し減税が寄与した。

  (内訳)
  エレクトロニクスの売上高は0.7%増加。百貨店は1.2%増。建設資材は2.4%増。自動車および同部品の売上高は前月比0.3%増加。

2.シティグループ(C)
シティグループは12日、傘下ヘッジファンドのオールド・レーンを再編すると発表。同行はオールド・レーンの資産を実質上すべて、適正価格で買い取る。シティは5月に、オールド・レーンのほぼ全投資家が資金を引き揚げる見込みであることを明らかにしていた。

3.アンハイザー・ブッシュ(BUD)
  ベルギーのビール世界最大手インベブは11日引け後、世界3位で米最大手のアンハイザー・ブッシュに総額約460億ドルでの買収提案をしたと発表。新会社実現した場合、売上高364億ドル、世界シェア約30%となり、2位の英SABミラーを引き離す。 1株65ドルで取得すると提案。直近30日の平均株価に35%を上乗せした額に相当。アンハイザーの取締役会は、提案を精査し、株主利益を最大化する手段を取るとコメント。
 
4.スタンダード・アンド・プアーズは11日、原油高騰を背景に、湾岸協力会議(GCC)加盟国の2002年からの累積経常黒字は今年ほぼ1兆ドルに達しているとみられ、政府系ファンド(SWF)の規模拡大につながっていると指摘。現在の石油ブームと1970−80年代のブームとの顕著な違いは、現在の方が石油収入の管理が用心深く、経常黒字の大半が蓄えられている。これは、GCC諸国の信用格付けに寄与しているという。英金融業界団体のインターナショナル・フィナンシャル・サービシズ・ロンドン(IFSL)の3月の発表によると、SWFの運用資産は外貨準備や国際商品輸出の増加が寄与し、2015年までに10兆ドル超と現在の3倍以上になる見込み。

5.クアルコム(QCOM)
携帯電話向け半導体大手のクアルコムは12日、4−6月(第3四半期)の売上高と利益見通しを上方修正。4−6月期の1株当たり利益(一部経費除く)予想は最大で55セントと、従来目標だった同最大52セントから引き上げられた。売上高は従来予想の上限だった最大27億ドルをやや上回る見通しだ。メッセージ送受信や画像ダウンロード、高速ネットワーク接続機能などを備えた高機能携帯電話向けの受注が増加しており、売り上げ拡大につながったと言う。

6.5月の輸入物価指数は前月比2.3%上昇と、予想(2.5%上昇)を下回った。自動車ならびに他の消費財コストの上昇幅が比較的小幅だった。5月の石油を除く輸入物価指数は前月比0.5%の上昇と、年初来で最小の上昇率にとどまった。

7.金融株
  モルガン・スタンレーが、金融株の投資判断を“アンダー・ウェイト”から“中立”に引き上げた。JPモルガン・チェースと、AIGをモデル・ポートフォリオに加える反面、オキシデンタル・ペトロリアム(OXY)とエマーソン・エレクトリック(EMR)を除外した。

8.アリゾナ州立大学のエドワード・プレスコット教授は12日、米政府が貿易や生産性の伸び妨害あるいは増税を実施しない限り、米経済はリセッションを免れるとの見方を示した。同教授は2004年にノーベル経済学賞を受賞した

9.MBIA(MBI)
金融保証会社(モノライン)大手MBIAの株価が急伸。持ち株会社への資本移管を見送り、株主への還元方法を考慮する方針を明らかにしたことが好感された。


(米国株相場にとっての弱材料)

1.リーマン・ブラザーズ(LEH)
リーマン・ブラザーズは12日、エリン・カランCFOとジョセフ・グレゴリー社長の退任を発表、CFOと社長の後任にイアン・ロウィット氏とハーバート・マッケード氏をそれぞれ任命した。同社は9日、60億ドルを調達した。2008年3−5月(第2四半期)決算は四半期決算として1994年の株式公開以来初の赤字だった。

2.7日に終わった1週間の新規失業保険申請件数は前週比2万5000件増の38
万4000件と、予想(37万件)を上回った。ただし、5月26日がメモリアルデーの祝日で行政機関が休業していたことから、祝日明けの2週間については週間申請件数の季節調整が難しくなる。

3.メリル・リンチ(MER)
メリルリンチのジョン・セインCEOは11日、資本増強に向けてブルームバーグの持ち株売却(ブルームバーグの持ち株比率が20%で、50億−60億ドル相当)や、新株発行の可能性をもはや否定できないと指摘。信用市場の状況がここ2カ月に悪化したためだという。セインCEOは、市場環境はわれわれが考えていたよりさらに困難な状況になってきていると発言した。

4.フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁が以下の通り発言。

  (発言要旨)
★米金融当局は国民のインフレ期待の急激な高まりを未然に防ぐため、先
制的な行動が必要である。
★利上げが必要であることは明白だ。問題は景気の現状と将来の展開、そして利上げがいつ必要になるかだ。
★金融市場については、困難を完全に脱してはいない。今後一段の波乱があるだろう。

5.SECは11日、格付け会社に対する新しい規制案を採択。新規制案の骨子は格付けに用いたデータや計算手法の開示、格付け業務の年次報告書の提出、格付け分析と営業部門の分離など利益相反行為の禁止、過去の格付け見直し過程と関連データの開示、証券化商品と他の金融商品への格付け表記の区別である。

6.インビトロジェン(IVGN)
ライフサイエンス研究用試薬・機器販売のインビトロジェンは、病原体を発見する早期警報システム開発のアプライド・バイオシステムズ・グループを67億ドルで買収することで合意した。買収提示額はアプライド株1株につき38ドルで、11日の株価終値を17%上回る水準。買収完了後の社名はアプライド・バイオシステムズとなる。

7.キーコープ(KEY)
米地銀大手キーコープは12日、15億ドルの増資計画を明らかにした。同行は税金をめぐる係争に絡み4−6月(第2四半期)に11億−12億ドルの特別費用を計上する計画。また、配当を50%引き下げる方針も明らかにした。
  リース事業をめぐる税負担増加は、米銀をさらに苦しい立場に追い込んでいる。キーコープは貸倒引当金も第2四半期に約6億ドル積み増す。通期の貸倒償却額は7億5000万−10億ドルを見込んでいる。増資では普通株と転換権付き優先株を発行するという。

8.ソーンバーグ・モーゲージ(TMA)
米住宅ローン会社ソーンバーグ・モーゲージが12日寄り前業績発表。2008年1−3月(第1四半期)決算では、不動産関連証券の評価損の影響で、純損益が33億1000万ドルの赤字となった。1株当たり損失は20.64ドル。


個別銘柄編

投資判断変更

1. アーチャード・ダニエルズ(ADM)
  BMOキャピタル・マーケットスが、同社の投資判断を“アウトパフォー
  ム”から“マーケットパフォーム”に引き下げた。

2.アーチャード・ダニエルズ(ADM)
  シティグループが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。


個別銘柄編

価格目標変更

1.ノーブル・コープ(NE)
  ジェスアップ&ラモントが、投資判断は“買い”に新規格付けした。また、
  同社の目標価格を118.50ドルとした。

2.ボーイング(BA)
  リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を95ドルから92ドルへ引き下
  げた。また、投資判断は“オーバーウエイト”とした。

3.シマンテック(SYMC)
  RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を19ドルから22
  ドルへ引き上げた。また、投資判断は“セクターパフォーム”とした。






           =以上= 
posted by mori at 10:01 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年06月12日

全般急落。

米国株相場レポート

6月 11日

森  崇

全般急落。


(背景)
1.金融株中心に下落。
@マーシャル&アイルスレイ・コープ(MI)
   ウィスコンシン州最大に地銀に悪材料。ゴールドマン・ザックスが、同社の“コンビクション・セル・リスト”にマーシャル株を掲載した。住宅建設ローンの額が最も多い銀行であり、この第2四半期は特に、中小銀行の間で、同ローンの焦げ付きが表面化するだろうと言う。

Aリーマン・ブラザーズ(LEH)
リーマン・ブラザーズ株が4日続落。9日に発表した2008年3−5月(第2四半期)の決算で損益が28億ドルの赤字になったことが蒸し返されている。10日はワコビアとクレディ・スイス・グループがリーマンの投資判断を引き下げた。

Bメリル・リンチ(MER)
   同社のサインCEOが発言。メリルの資本は十分である。第2四半期の初めは、困難な状況だった。モノライン、サブプライム市場は悪化が続いていると言う。

2.主要企業に悪材料が出た。
@アルコア(AA)
   ★第2四半期のEPSが2-3セント減少する可能性があると警告。6月3日に起きたアパッチ・エナジーの工場爆発事故による影響が背景。
   ★JPモルガン・チェースが、同社株の投資判断を引き下げた。“オーバー・ウェイト”から“中立”へ。コストの上昇傾向や、CEOの戦略(部門売却等でなく、あくまでもコングロマリットにとどまろうとするスタンス)のまずさを指摘している。

Aバーリントン・ノーザン・サンタフェ(BNI)
   UBSがネガティブ・コメント。第2四半期の業績ガイダンスが引き下げになるかもしれないと言う。

3.原油価格が急反発。
ニューヨーク原油先物相場は大幅反発。米エネルギー省の在庫データによると、6月6日終了の週の原油供給量は、460万バレル減少し、3億220万バレルになったと言う。4週間で合計2,360万バレル供給減になった。

4.ベージュブックの内容も冴えなかった。
11日に地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表になった。
  (要旨)
★4月後半から5月を通じて経済活動は全般的に弱かった。
★個人消費はエネルギー価格や食料品の値上がりを受け、減速し、住宅市場はほとんどの地域で軟調。
★物価は原材料の値上がりが広がっている。


ダウ指数は前日比206.09ドル安の12,083.69ドル、S&P500指数は同22.94ポイント安の1,335.48、ナスダック指数は同54.93ポイント安の2,394.01で引けた。


080612.jpg


(米国株相場にとっての強材料)
1.ステイプルズ(SPLS)
  世界最大のオフィス用品販売チェーンが、オランダの同業、コープレート・エクスプレスNVを買収するという。買収総額は16億8000万ユーロ(26億ドル)で、3回の価格引き上げ後に成立。

2.6日まで1週間の住宅ローン申請指数は、前週比10.9%上昇の557.1と、6年ぶりの低水準となった前週から上昇に転じた。住宅ローン30年物固定金利は平均で6.24%と、前週の6.17%から上昇。

(その他主要指数動向)
★購入指数…12.8%上昇し376.2
★借り換え指数…8.4%上昇し1622.1

3.タルボット(TLB)
衣料品専門店のタルボットは11日、親会社のイオンから5000万ドルの無担保劣後貸付枠(劣後ローン)を獲得したと発表。タルボットは2010年1月までの1億ドルのコスト削減を目指している。

4.モルガン・スタンレー(MS)
ゴールドマン・サックスは、モルガン・スタンレーの株式を買う権利を付与するコールオプションの買いを推奨している。モルガン・スタンレーの決算発表後に株価が反発する可能性があることが理由。

5.バイオジェン・アイデック(BIIB)
バイオ大手のバイオジェン・アイデックは10日、著名投資家カール・アイカーン氏が昨年、同社に対し、最大で1株当たり82ドルの買収案(現金で最大150億ドル規模)を提示していたことを明らかにした。同社はアイカーン氏との委任状争奪戦の渦中にある。

6.ゴールドマン・ザックス(GS)
ゴールドマン・サックスは独ノルトライン・ウェストファーレン州から集合住宅9万3000戸を7億8700万ユーロ(約1308億円)の現金で買収することで合意。賃貸料の上昇を見込んだ投資とみられている。

7.ハートフォード・ファイナンシャル・サービシズ・グループ(HIG)
保険会社のハートフォードは10日引け後、自社株買い計画の規模を10億ドル引き上げると発表。

8.モンサント(MON)
  遺伝子組み換え種子大手株の目標価格が引き下げられた。UBSが、140ドルから154ドルへと引き上げた。

9.ステート・ストリート(STT)
  ゴールドマン・ザックスが、ステート・ストリート株を“コンビクション・バイ・リスト”に掲載。

10.バンカメ(BAC)
バンク・オブ・アメリカのケネス・ルイスCEOは、減配しない意向を表明した。オッペンハイマーのホイットニー氏が11日付のリポートで明らかにした。ルイスCEOは個人顧客の返済遅延率が4月から5月にかけてかなり大幅に低下したことを明らかにした。住宅金融大手カントリーワイドの買収について、ルイスCEOは、評価損が予想を上回っても、買収はなお魅力的だと述べ、完了を目指す考えをあらためて示した。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.マイクロチップ・テクノロジー(MCHP)
  JPモルガン・チェースが同社の投資判断を“オーバー・ウェイト”から“中立”に引き下げた。株価が高くなったこと、及び、中国からの需要減少見通しが背景。

2.マーシャル&アイルスレイ・コープ(MI)
  ウィスコンシン州最大に地銀に悪材料。ゴールドマン・ザックスが、同社の“コンビクション・セル・リスト”にマーシャル株を掲載した。住宅建設ローンの額が最も多い銀行であり、この第2四半期は特に、中小銀行の間で、同ローンの焦げ付きが表面化するだろうと言う。

3.アメリグループ(AGP)
  低所得者向けマネージド・ヘルスケアー会社が、通期の業績見通し公表を取りやめた。テネシー州での医療費用が、予想より多かったと言う。

4.ヤフー(YHOO)
資産家カール・アイカーン氏は10日、身売りを回避したヤフーの取締役会は一段と水準が落ちたと批判した。アイカーン氏は、経営権が移ると発効する同社の従業員報酬制度について非難されるべきだとの見方を示した。

5.OPECのバドリ事務局長は11日、原油価格の上昇は投機的な取引によるものであると非難した上で、市場は十分供給されていると指摘した。市場には多くの原油が存在し、いかなる不足も見られず、さらなる原油を求める顧客もいないと言明した。OPECは22日にサウジアラビアのジッダで開催される会議で、石油消費国と原油価格上昇が経済に及ぼす影響について協議する。

6.英石油大手BPのチーフエコノミスト、クリストフ・ルール氏は11日、以下の通り発言した。

  (発言要旨)
★原油相場を押し下げるため、OPECが増産を余儀なくされるだろう。
  ★一部諸国で燃料価格に抑えるための政府補助金が打ち切られることなどにより、世界の原油需要は減少が続く。

7.リーマン・ブラザーズが、先に発表した60億ドルの追加増資の一部として、 
  韓国の金融機関グループとの提携で合意に近づいており、戦略的提携が年内
に実現する可能性があるとフィナンシャル・タイムズ紙が報じた。

8.オックスフォード・インダストリーズ(OXM)
アパレルのオックスフォードは10日引け後、2009年1月期利益見通しを1株当たり1.90−2.05ドルと、従来予想の2.35ドルから引き下げた。

9.米半導体工業会(SIA)は11日、2008 年の世界半導体売り上げの伸び率見通しを4.3%と従来の7.7%から下方修正した。メモリー部門の価格競争激化が背景。

10.アルコア(AA)
  @第2四半期のEPSが2-3セント減少する可能性があると警告。6月3日に起きたアパッチ・エナジーの工場爆発事故による影響が背景。
  AJPモルガン・チェースが、同社株の投資判断を引き下げた。“オーバー・ウェイト”から“中立”へ。コストの上昇傾向や、CEOの戦略(部門売却等でなく、あくまでもコングロマリットにとどまろうとするスタンス)のまずさを指摘している。

11.バーリントン・ノーザン・サンタフェ(BNI)
  UBSがネガティブ・コメント。第2四半期の業績ガイダンスが引き下げになるかもしれないと言う。

12.FRBのコーン副議長が以下の通り発言。
  (発言要旨)
  ★インフレ期待の安定が不可欠。
  ★一時的な物価上昇と、失業率の上昇は避けられない。
  ★石油価格高騰の一般物価への影響は20年前より小さい。

13.ECBのオーファニデスが以下の通り発言。
  (発言要旨)
  ★物価期待が抑制されなければ、ECBは行動を取る準備がある。

14.リーマン・ブラザーズ(LEH)
リーマン・ブラザーズ株が4日続落。9日に発表した2008年3−5月(第2四半期)の決算で損益が28億ドルの赤字になったことが蒸し返されている。
10日はワコビアとクレディ・スイス・グループがリーマンの投資判断を引き下げた。

15.メリル・リンチ(MER)
  同社のサインCEOが発言。メリルの資本は十分である。第2四半期の初めは、
  困難な状況だった。モノライン、サブプライム市場は悪化が続いていると言う。

16.11日に地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表になった。
  (要旨)
★4月後半から5月を通じて経済活動は全般的に弱かった。
★個人消費はエネルギー価格や食料品の値上がりを受け、減速し、住宅市場はほとんどの地域で軟調。
★物価は原材料の値上がりが広がっている。
★雇用活動はほとんどの地域で引き続きむらがある。


個別銘柄編

投資判断変更
1. アクティビジョン(ATVI)
  ウェッドブッシュ・モルガンが、同社の投資判断を“買い”から
  “ストロング・買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を35ドルから
  45ドルへ引き上げた。

2.キャメコ(CCJ)
  UBSが、同社の投資判断を“中立”から“買い”に引き上げた。

3.アルコア(AA)
  JPモルガンが、同社の投資判断を“オーバーウエイト”から“中立”に
  引き下げた。


個別銘柄編

価格目標変更

1. モンサント(MON)
  UBSが、同社の目標価格を140ドルから154ドルへ引き上げた。また、
  投資判断は“買い”とした。
 
2.メルク(MRK)
  UBSが、同社の目標価格を45ドルから43ドルへ引き下げた。また、
  投資判断は“買い”とした。

3.アクティビジョン(ATVI)
  ラザード・キャピタルが、同社の目標価格を33ドルから40ドルへ引き上
  げた。また、投資判断は“買い”とした。

4.ポタッシュ(POT)
  BMOキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を200ドルから310
  ドルへ引き上げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

5.AT&T(T)
  ヒリヤード・レイオンズが、同社の目標価格を46ドルから43ドルへ引き
  下げた。また、投資判断は“買い”とした。

=以上=
posted by mori at 09:48 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。