2007年06月28日

朝方安かったが、昨日と変わり、反発に転じるとともに、引けにかけじり高

米国株相場レポート

6月27日

森  崇

朝方安かったが、昨日と変わり、反発に転じるとともに、引けにかけじり高となった。


(背景)
1.ベアスターンズのファンド損失問題もかなり相場に織り込まれたことや、サ 
  ブプライム住宅ローン問題に関してSECが調査に乗り出していることが判明
  したことから、市場に落ち着きが出始めた。
  @米証券取引委員会(SEC)はサブプライム住宅ローンと関連の証券につ
   いて、約12件の調査を進めている。コックス委員長が26日、議会証言で
   明らかにした。
  AメリルのオニールCEOが以下の通り発言。
  (要旨)
  ○サブプライム住宅ローン市場で、物件の差し押さえが増えていることは、
   債券市場の他の部分に影響を与えていない。
  ○問題が債券市場や、クレジット市場の広範な分野に波及している明らか
   な兆候は見られていない。

2.主要企業に好決算が目立った。
  @昨日引け後、オラクル(ORCL)が好調な決算、並びに次四半期ガイダン
   スを発表し上昇。また、靴のナイキ(NKE)も好決算から急伸した。
  Aアポジー・エンタープライシズ(APOG)
   ガラス・メーカーが強気業績見通し。2008年度通期の継続事業ベース予想
   EPSを1.37ドル〜1.47ドル(当初は1.27ドル〜1.37ドル)に引き上げた。
  Bマコーミック(MKC)
   調味料メーカーが予想を上回る好決算を発表。
  Cコナグラ(CAG)
   食肉加工大手の第4四半期決算は好調であった。

3.買収案件が複数あった。
  @アンドリュー(ANDW)
   高性能通信ケーブルメーカーのコムスコープは27日、無線通信機器メーカ
   ー、アンドリューを約26億ドルで買収することに合意。
  Aギター・センター(GTRC)
   米楽器小売り最大手のギター・センターは27日、米投資会社ベイン・キャ
   ピタル・パートナーズに19億ドルで身売りすることで合意したと発表した。
  

ダウ指数は前日比14.39ドル安の13,337.66ドル、S&P500指数は同4.85ポイント安の1,492.89、ナスダック指数は同2.92ポイント安の2,574.16で引けた。

引け後、ベッド・バス・アンド・ビヨンド(BBBY)が予想を下回る決算から下落。また、リナックス関連ソフトのレッド・ハット(RHT)も決算発表後に若干下落。

0628.jpg


(米国株相場にとっての強材料)
1.ダウ・ジョーンズ(DJ)
  米メディア大手ニューズ・コープのマードック会長は出版・メディア大手ダ 
  ウ・ジョーンズに提示した買収案について、DJの経営権を握るバンクロフ
  ト家から今後2−3週間で最終承認を得られる、もしくはその可能性はまっ 
  たくない、のいずれかになるとみているとロイター通信が報じた。

2.全米抵当貸付銀行協会(MBA)が27日発表した6月22日までの1週間の
  住宅ローン申請指数は前週の643.7から3.9%低下の618.6と低下。住宅ロー 
  ン30年物固定金利は平均6.60%と、前週と変わらず。

  (その他主要指数動向)
 ★購入指数…前週の450.9から低下して428.9。
  ★借り換え指数・・・同1776.8から低下して1731.6。年初来の最低に落ち込ん 
           だ。

3.アンドリュー(ANDW)
  高性能通信ケーブルメーカーのコムスコープは27日、無線通信機器メーカー、
  アンドリューを約26億ドルで買収することに合意。アンドリュー株1株につ
  き15ドルを支払う。これは前日終値を16%上回る水準。

4.ギター・センター(GTRC)
  米楽器小売り最大手のギター・センターは27日、米投資会社ベイン・キャピ
  タル・パートナーズに19億ドルで身売りすることで合意したと発表した。
  ベインは1株当たり63ドルの現金を支払う。これは26日のギター・センタ
  ー株価終値(50.06ドル)を26%上回る水準。

5.メルク(MRK)
  薬品大手の好材料。バンカメ証券が目標価格を4$引き上げ、52ドルとした。
  糖尿病治療薬“Januvia”のシェア拡大見込みを背景としており、同薬の年商
  は3億ドルに上ると言う。

6.米投資会社カーライル・グループは、同業のブラックストーン・グループの 
  IPOの成功を受け、株式公開する可能性がある。ダウ・ジョーンズが27日、
  報じた。ただ、株式公開の日程は設定されていないという。

7.アポジー・エンタープライシズ(APOG)
  ガラス・メーカーが強気業績見通し。2008年度通期の継続事業ベース予想
  EPSを1.37ドル〜1.47ドル(当初は1.27ドル〜1.37ドル)に引き上げた。

8.マコーミック(MKC)
  調味料メーカーが予想を上回る好決算を発表。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.5月の米製造業耐久財受注額は前月比2.8%減少と、予想(1.0%減)を下回っ
  た。4月は1.1%増加と速報値の0.6%増から上方修正された。変動の大きい
  輸送用機器を除く受注は5月に前月比1%減少した。同項目は4月に2.5%増
  加した。航空機を除く非国防資本財受注は3%減と、今年1月以来で最大の
  マイナスだった。4月は2.3%増加した。同項目の出荷は0.2%減少(前月は
  0.9%増加)だった。同項目の受注残は0.6%増。

  (特徴)
 5月は民間航空機や金属、機械の落ち込みが目立った。5月の民間航空機受
  注は前月比で23%減少し、前月の11%減からさらに落ち込んだ。

2.グーグル(GOOG)
  マイクロソフトの反トラスト法違反をめぐる訴訟で、ワシントン連邦地裁は 
  26日、マイクロソフトの新型OS「ウィンドウズ・ビスタ」はライバル企業
  に対する便宜が不十分だとするグーグルの主張を退けた。その上で、グーグ
  ル側の弁護士に司法省への申し立てを求めた上で、マイクロソフトが是正命
  令に従っているかどうかの判断は今後も司法省や州当局に任せるとの方針を
  示した。

3.バレロ・エナジー(VLO)
  シティグループ・インベストメント・リサーチがバレロと、テソロ・コープ 
  (TSO)を“保有”から“売り”に、サノコ(SUN)を“買い”から“保
  有”に引き下げた。


個別銘柄編

投資判断変更

1.ミレニウム・ファーム(MLNM)
  フライドマン・ビリングスが、同社の投資判断を“アンダーパフォーム”か
  ら“マーケットパフォーム”に引き上げた。また、株価の目標価格を7ドル
  から10ドルへ引き上げた。

2.モザイク (MOS)
  ゴールドマン・サクスが、同社の投資判断を“買い・アトラクティブ”から
  “中立・アトラクティブ” に引き下げた。また、株価の目標価格を38ドル
  とした。

3.ソースファイヤー (FIRE)
  ジェファリーが、同社の投資判断を“保有”から“買い” に引き上げた。ま 
  た、株価の目標価格を15ドルとした。


4.ウエスタン・ユニオン (WU)
  パイパー・ジェファリー&カンパニーが、同社の投資判断を“マーケットパ
  フォーから“アウトパフォーム” に引き上げた。また、株価の目標価格を
  25ドルとした。 


価格目標変更 

1.ヤフー(YHOO)
  カナコード・アダムスが、同社の投資判断を“保有”に新規格付けした。ま
  た、株価の目標価格を30ドルとした。

2.メルク (MRK)
  バンク・オブ・アメリカ・セキュリティが、株価の目標価格を48ドルから
  52ドルへ引き上げた。また、投資判断は“中立”で据え置いた。



=以上=
タグ: 米国株 投資
posted by mori at 08:33 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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