2008年08月21日

反発。

米国株相場レポート

8月 20日

森  崇

反発。


(背景)
1.資源株に好材料が出た。
@石油株
ゴールドマン・サックスが、年末までに原油価格が149ドルをつけると予想。原油の価格決定要因は、米ドル・ヘッジの側面より、需給関係に基づく要因の方が大きいと言う。これを受け、石油関連株が軒並み反発。
Aフリーポート・マクモラン(FCX)
モルガン・スタンレーが、同社株の買い推奨。7月初からの28%株価下落で割安感が出ている。銅の供給鈍化が、株価に有利に作用すると言う。

2.ヒューレット・パッカード(HPQ)の好決算を背景にコンピュータ株が買われた。コンピュータ大手のヒューレット・パッカードが19日引け後業績発表。予想を上回る好決算だった。ハードCEOはノートPCの増収を目指し、新たなデザインを採用した。この新デザインのノートパソコン(PC)の売り上げ好調が寄与した。

3.ミネアポリス連銀のスターン総裁は20日、原油価格の下落に伴い総合的なインフレ指数は低下に向かうと考えられるため、FOMCはFF金利誘導目標の変更を辛抱強く検討することが可能だと述べた。


ダウ指数は前日比68.88ドル高の11,417.43ドル、S&P500指数は同7.85ポイント高の1,274.54、ナスダック指数は同4.72ポイント高の2,389.08で引けた。
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(米国株相場にとっての強材料)
1.モルガン・スタンレー(MS)
J.P.モルガン・チェースは、モルガン・スタンレーの2008年11月通期業績が1株当たり4.08ドルの黒字となると予想。モルガン・スタンレーの2008年通期利益予想を1株当たり3.90ドルから4.08ドルに引き上げた。株価指数を提供するMSCI部門の株売却益を反映させた。6−8月(第3四半期)の評価損は主に商業用・住宅用不動産ローン資産に関連した20億ドルと見積もっている。評価損は管理できる水準になったもようだとしている。

2.ヒューレット・パッカード(HPQ)
コンピュータ大手のヒューレット・パッカードが19日引け後業績発表。予想を上回る好決算だった。ハードCEOはノートPCの増収を目指し、新たなデザインを採用した。この新デザインのノートパソコン(PC)の売り上げ好調が寄与した。

第3四半期(5‐7月期)実績
 ○売上高…280億3,200万ドル(コンセンサス予想は274億2,104万ドル)
 ○1株当たり利益…0.86ドル(コンセンサス予想は0.84ドル)

第4 四半期(8‐10月期)予想
 ○売上高…302億ドル〜303億ドル(コンセンサス予想は302億7,305万ドル)
 ○1株当たり利益… 1.01ドル〜1.03ドル(コンセンサス予想1.00ドル)

3.石油株
ゴールドマン・サックスが、年末までに原油価格が149ドルをつけると予想。原油の価格決定要因は、米ドル・ヘッジの側面より、需給関係に基づく要因の方が大きいと言う。これを受け、石油関連株が軒並み反発。

4.フリーポート・マクモラン(FCX)
モルガン・スタンレーが、同社株の買い推奨。7月初からの28%株価下落で割安感が出ている。銅の供給鈍化が、株価に有利に作用すると言う。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.ゴールドマン(GS)、モルガン・スタンレー(MS)、リーマン(LEH)
サンフォード・C・バーンスティーンは、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、リーマン・ブラザーズの2008年6−8月(第3四半期)利益予想を下方修正した。リーマンの同四半期業績を1株当たり1.40ドルの赤字と、従来予想の0.74ドルの黒字から下方修正した。ゴールドマンの1株利益予想は2.50ドルと、従来予想から25%引き下げた。モルガン・スタンレーは同22%引き下げ0.81ドルとした。債券資産をめぐる環境はこの四半期中に大きく悪化したと指摘した。モルガン・スタンレー株はS&P500種株価指数のパフォーマンスを上回り、リーマンとゴールドマンについては指数並みとなると予想した。

2.メリル・リンチ(MER)
メリルリンチのジョン・セインCEOは9月の第3週に韓国を訪問する際に、同国の政府系ファンド(SWF)や政府高官と会談する予定と言う。

3.ゼネラル・モーターズ(GM)
リーマン・ブラザーズは20日、ゼネラル・モーターズ(GM)が2009年末までの経費を賄うためには73億ドルの増資を必要とするとの見方を示した。GMは08年下半期で69億ドルの手持ち資金を取り崩す可能性があり、来年も44億ドルを取り崩す見込みだ。このような見通しが現実になった場合、GMは最大で122億ドルの資金調達を迫られるだろうと言う。

4.フォード(F)
リーマン・ブラザーズは、同業のフォード・モーターの流動性は比較的強固であるため、2010年末まで増資を必要とせずに切り抜けられるとコメントしている。

5.ワコビア(WB)
ワコビアが不良債権化した4000万ドルの土地・建設関連ローンを、住宅地を扱うランドキャップ・パートナーズが率いる合弁会社に売却する計画だとWSJ紙が報じた。

6.15日までの1週間の住宅ローン申請指数は前週比1.5%低下の419.3と2000年12月以来の低水準となった。借り換えの落ち込みが響いた。前週は1.5%低下の425.9だった。住宅ローン30年物固定金利は平均で6.47%と、前週から上昇した。

  (その他主要指数動向)
★借り換え指数…1034.5(前週は1074.6)
★購入指数…314(前週は315.2)

7.アナログ・デバイセズ(ADI)
米半導体メーカーのアナログ・デバイセズが20日引け後発表した08年5−7月(第3四半期)の利益と売上高はともにアナリスト予想を下回った。


個別銘柄編
投資判断変更
1.KLA・テンコア(KLAC)
HSBCセキュリティズが、同社の投資判断を“中立”から“オーバーウエイト”に引き上げた。また、同社の目標価格を44ドルとした。

2.ヒューレット・パッカード(HPQ)
ニーダムが、同社の投資判断を“買い”から“ストロング・買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を57ドルとした。


個別銘柄編 
価格目標変更
1.ゼネラル・ミルズ(GIS)
ロングボウが、同社の目標価格を67ドルから74ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

2.ケロッグ (K)
UBSが、同社の目標価格を60ドルから64ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

3.ゼネラル・ミルズ(GIS)
UBSが、同社の目標価格を69ドルから74ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

4.エイチ・ジェー・ハインツ(HNZ)
UBSが、同社の目標価格を51ドルから54ドルへ引き上げた。また、投資判断は“中立”とした。



=以上= 
posted by mori at 09:01 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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