2008年07月04日

反発。

米国株相場レポート

7月 3日

森  崇

反発。ダウ、S&P500は上昇、ナスダックは小幅安となった。


(経済指標)
1.米労働省が、6月の雇用統計を発表した。非農業部門の雇用数が、前月比で6万2,000人減少となった。市場予想は6万人だったため、予想の範囲内となった。また、5月の雇用者数は、速報値4万9,000人から6万2,000人へ下方修正された。6月の減少で、6ヶ月連続の減少となった。

2.米労働省が、新規失業保険申請件数を発表した。(6つき28日終了した1週間)申請件数は、40万4,000件となり、前週比1万6,000件増となった。これは市場予想38万5,000件を上回った。また、前週の速報値38万4,000件は38万8,000件に下方修正した。更に、保険継続需給者総数は、311万6,000人となり、1万9,000人減となった。

3.米供給管理協会が、6月の非製造業総合景況指数は、市場予想51を下回る48.2となった。また、前月比51.7から低下し、サービス活動の拡大と縮小の境目の目安となる50を下回った。

★新規受注48.6(前月は53.6)
★雇用指数 43.8(前月は48.7)
★仕入れ価格指数 84.5(前月は77)

ダウ指数は前日比73.03ドル高の11,288.54ドル、S&P500指数は同1.38ポイント高の1,262.90、ナスダック指数は同6.08ポイント安の2,245.38で引けた。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.アムジェン(AMGN)
アムジェンが開発中のがん治療薬が、甲状腺ガンの進行を遅める働きがあることが明らかになった。これは、ニューイングランド・ジャーナルが報じたもので、93人の患者に投与したところ、14%に腫瘍の縮小が見られたという。

2.アボット・ラボラトリーズ(ABT)
ヘルスケアメーカー大手、アボット・ラボラトリーズが、心臓用ステント(Xience Heart Stent)の承認を得たことが、好感され上昇。アナリストらは同ステントが年間40億ドルの売上があると見込んでいる。

3.ゼネラル・モーターズ(GM)
自動車大手のゼネラル・モーターズが、新型の小型車を米国内で販売する可能性があることが明らかになった。これは。事情に詳しい筋の情報として報じられたもので、原油価格高騰による車離れを取り戻す為に、米国内で燃費のよい小型車を販売する予定だという。同情報によれば、シボレーの小型車を米国に持ち込んでくる可能性が高いという。

4.チンデックス・インターナショナル(CHDX)
中国物流会社、チンデックス・インターナショナルが、中国政府から新製品の承認を受けたと発表した。これを受けて同社株が買われた。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.原油が、時間外で145.85ドルを付け最高値を更新した。株安を嫌気して資金が商品先物へ流入しているのが背景。

2.シンシナティー・ファイナンシャル・コーポレーション(CINF)
ムーディーズが、住宅関連保険などを手がける、シンシナティー・ファイナンシャル・コーポレーションの格付けを下方修正する可能性があるとの観測が流れた。

3.エヌビディア(NVDA)
コンピューターグラフィックメーカーの、エヌビディアが、第2四半期の業績見通しを下方修正したことを嫌気して、下落。需要縮小や製品の開発が予定通りに進まないこと、また、他社との価格競争などが背景だという。同社の第2四半期の売上高予想は、これまで約11億だったが、今回はこれを8億7,500万ドル〜9億7,500万ドルに下方修正した。

4.トランスワン(TSON)
医療機器メーカー、トランスワンが、第2四半期の業績が590万ドルになるとの見通しを発表した。これは同社のこれまでの予想630〜650万ドルを下回ったことから、株価が下落した。  

5.ヘルス・ネット(HNT)
ゴールドマン・サックスが、ヘルス・ネットの投資判断を“中立”から“売り”に引き下げたことを嫌気して下落。

6.アクメ・パケット(APKT)
インターネット関連会社、アクメ・パケットが第2四半期のEPS見通しを0.02ドルとした。これは、これまでの見通しの0.09ドルを下回った。


個別銘柄編
投資判断変更
1. アルコア(AA)
ソレイルが、同社の投資判断を“売り”から“保有”に引き上げた。また、同社の目標価格を40ドルとした。

2.エヌビディア (NVDA)
オッぺンヘイマーが、同社の投資判断を“パフォーム”から“アウトパフォーム”に引き上げた。また、同社の目標価格を18ドルとした。

3.エヌビディア (NVDA)
カフマン・ブラザーズが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。また、同社の目標価格を33ドルから16ドルへ引き下げた。

4.エヌビディア (NVDA)
JPモルガンが、同社の投資判断を“オーバーウエイト”から“中立”に引き下げた。

5.エヌビディア (NVDA)
ロングボウが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。

6.エヌビディア (NVDA)
ニードハムが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. ネットワークス・アプリアンス(NTAP)
メリマン・カーハン・フォードが、投資判断は“中立”に新規格付けした。

2.ゼネラル・エレクトリック(GE)
スターン・エジーが、同社の目標価格を33ドルから31ドルへ引き下げた。また、投資判断は“保有”とした。

3.ITT・インダストリーズ (ITT)
スターン・エジーが、同社の目標価格を75ドルから67ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

4.モトローラ (MER)
UBSが、同社の目標価格を10.50ドルから8ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

5.エヌビディア (NVDA)
カナコード・アダムスが、同社の目標価格を26ドルから16ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

6.エヌビディア (NVDA)
BMOキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を28ドルから21ドルへ引き下げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

7.エヌビディア (NVDA)
グローバル・クラウン・キャピタルが、同社の目標価格を27ドルから22ドルへ引き下げた。また、投資判断は“オーバーウエイト”とした。

8.エヌビディア (NVDA)
UBSが、同社の目標価格を22ドルから19.50ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

9.エヌビディア (NVDA)
ウエッドブッシュ・モルガンが、同社の目標価格を26ドルから18ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

10.エヌビディア (NVDA)
JPモルガン・セキュリティズが、同社の目標価格を30ドルから20ドルへ引き下げた。また、投資判断は“マーケットアウトパフォーム”とした。




=以上= 

posted by mori at 08:40 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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