2008年07月03日

下落。

米国株相場レポート
                               
7月 2日
                               
森  崇

下落。
小幅高で始まるが、金融株、ゼネラル・モーターズなどに悪材料が出たこと、また、朝方発表された、ADPレポートで、非農業部門の雇用者数が予想以上に悪化したことなが要因とり下落。ダウ指数は、10月の最高値より20%以上下落した。また、S&P500指数は2006年7月以来の安値となった。

ダウ指数は前日比166.75ドル安の11,215.51ドル、S&P500指数は同23.39ポイント安の1,261.52、ナスダック指数は同53.51ポイント安の2,251.46で引けた。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.ブロックバスター(BBI)
ブロックバスターが、サーキット・シティ・ストアーズの買収案を取り下げると発表したことで、サーキット・シティの株価が下落した。ブロックバスターは、市場が悪化したこと、また買収に関するミーティングを持ったが、結果として、買収が妥当なものではないとの結果となったことが要因。ブロックバスターの大株主である、カール・アイカーン氏も最初は積極的に買収に賛成していたが、最終的には取り下げることとなったという。

2.アポロ・グループ(APOL)
アポログループが、昨日発表した業績が、市場予想を上回ったとこ、また、5億ドル相当の自社株買戻し計画が好材料となり、同社株が買われた。

3.ドイツ銀行(DA)
ドイツ銀行が7月末に発表する4〜6月期決算で黒字を計上できる見通しだと発表した。

4. マキシジェン(MAXY)
ドイツのバイエルが、マキシジェンを一部を買収することで合意したことを明らかにした。これを受けて同社株が買われた。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.チャレンジャー・グループ・アンド・クリスマスが、6月の人員削減数を発表した。前年同月比47%増となり、8万1,755人となった。住宅ローン市場問題で、金融業界での人員削減が増えたことが要因だという。また、削減数は、年初からの累計では、47万5,948人となり、前年同期比21%増となった。

2.米銀行協会が、ホームエクイティーローン返済の遅延が、過去20年間で最高の水準に達したと発表した。発表によれば、30日以上過ぎているローンは1.1%となったという。また、クレジットカードの滞納は4.51%となった。

3.マイクロソフト(MSFT)
マイクロソフトと、ヤフーが、新たな交渉を行っているとの観測を受けて、マイクロソフト側は、これを否定した。本日付けのウォールストリートが、両社があらためて交渉を行っていると報じた記事に対するもので、マイクロソフトはこれを否定した。

4.メリルリンチ(MER)
オッペンハイマーのアナリスト、メリデス・ウィットニー氏が、メリル・リンチの第2四半期の業績見通しを引き下げた。EPSはこれまでの0.20ドルから4.21ドルの赤字とし、サブプライムーローン関連の評価損が58億ドルに達する可能性が大きいとした。

5.シティグループ(C)
オッペンハイマーのアナリスト、メリデス・ウィットニー氏が、シティグループの第2四半期に一株あたりの損失が1.25ドルとなり、122億ドルの評価損を計上する可能性があると発表した。

6.ゼネラル・モーターズ(GM)
メリルリンチが、ゼネラル・モーターズの投資判断を、これまでの“買い”から“アンダーパフォーム”に引き下げた。米国内の自動販売台数が、予想を下回ったことで、ゼネラル・モーターズの手元資金が思ったより早く流出する可能性があるというのが背景。また、破綻があり得ないとは言えないとの見方を明らかにした。

7.ディッシュ・ネットワーク(DISH)
AT&Tが、衛星放送サービス提供の、ディッシュ・ネットワークとの契約を終了した。このことを受けて、同社株が売られた。

8.バークシャ・ハサウェイ(BRK)
FTNミッド・ウェスト・セキュリティーズが、バークシャ・ハサウェイの投資判断を、“中立”とした。同社株は、昨年12月より、約15%下落しており、1990年以降の上期ベースで、最悪のパフォーマンスとなっている。

9.ユナイテッド・ヘルス(UNH)
医療保険大手、ユナイテッド・ヘルスが、2008年通期のEPS見通しを、これまでの会社側の3.55ドル〜3.60ドルから、2.95ドル〜3.05ドルへ下方修正した。また、4,000人の人員削減を発表した。

10.6月の米国企業の破産申請件数の増加率を計算した、ジュピター・Eソーシズの発表によれば、前年同月比33%増となったという。また、個人の申請件数は同23%増となった。


個別銘柄編
投資判断変更
1. エクソン・モービル(XOM)
バーステインが、同社の投資判断を“マーケットパフォーム”から“アウトパフォーム”に引き上げた。

2.アンハイザー・ブッシュ(BUD)
ICAPが、アンハイザー・ブッシュの投資判断を、“買い”で新規格付けした。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. マイクロン(MU)
カリス&カンパニーが、投資判断は“買い”に新規格付けした。また、同社の目標価格を8.50ドルとした。

2.アポロ・グループ(APOL)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を60ドルから64ドルへ引き上げた。また、投資判断は“オーバーウエイト”とした。

3.JP・モルガン・チェース (JPM)
UBSが、同社の目標価格を44ドルから37ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

4.メリル・リンチ (MER)
UBSが、同社の目標価格を47ドルから35ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

5.ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)
UBSが、同社の目標価格を75ドルから73ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

6.ウエルス・ファーゴ (WFC)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を33ドルから28ドルへ引き下げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

7.バンク・オブ・アメリカ (BAC)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を36ドルから22ドルへ引き下げた。また、投資判断は“セクターパフォーム”とした。

8.アポロ・グループ (APOL)
スティフル・ニコラスが、同社の目標価格を66ドルから70ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

9.エレクトリック・アートス (ERTS)
ラザード・キャピタルが、同社の目標価格を58ドルから55ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。




=以上= 

posted by mori at 08:43 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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