2008年07月09日

全般急反発!

米国株相場レポート

7月 8日

森  崇

全般急反発!


(背景)
1.金融株に好材料が出た。
@JPモルガンのダイモンCEOが住宅ローン担保証券(MBS)の一部に買い手が戻りつつあると発言した。また、米政府系住宅金融のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が住宅市場に流動性を供給しているとコメントした。
A米政府系住宅金融会社
米連邦住宅公社監督局(OFHEO)のロックハート局長は8日、米政府系住宅金融のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が住宅市場の低迷を乗り切り、新会計基準を満たすのに十分な資本を保有しているとの見解を明らかにした。ファニーメイとフレディマックの自己資本は適切で、住宅ローン市場の危機を乗り切れるし、新会計基準が当局の資本に関する判断に影響を与えることはないはずだとした。
BバーナンキFRB議長が連銀窓口での証券会社向け貸し出しについて2009年まで延長する可能性があると明らかにした。

2.ニューヨーク原油先物相場が大幅続落。
(背景)
@5月の米中古住宅販売成約指数は市場予想を上回る落ち込みだった。
Aイランのアハマディネジャド大統領は8日、イスラエルや米国との戦争の可能性を否定する発言をした。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で取引されている原油先物8月限は前日比5.33ドル(3.77%)安の1バレル=136.04ドルで取引を終えた。

ダウ指数は前日比152.25ドル高の11,384.21ドル、S&P500指数は同21.39ポイント高の1,273.70、ナスダック指数は同51.12ポイント高の2,294.44で引けた。

引け後、アルミ大手のアルコア(AA)が好決算を発表。売上高、EPSが予想を上回った。アルミ価格の上昇がコスト増加を上回る効果を発揮した。引け後のOTC取引で、同社株は引け値より1ドル近く上昇(NY時間午後5時25分現在)。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.米政府系住宅金融会社
米連邦住宅公社監督局(OFHEO)のロックハート局長は8日、米政府系住宅金融のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が住宅市場の低迷を乗り切り、新会計基準を満たすのに十分な資本を保有しているとの見解を明らかにした。ファニーメイとフレディマックの自己資本は適切で、住宅ローン市場の危機を乗り切れるし、新会計基準が当局の資本に関する判断に影響を与えることはないはずだとした。

2.バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長は8日、以下の通り発言。証券会社への貸し出しを継続すれば、利上げに動きづらくなるとの見方が
あった。

  (発言要旨)
★連銀窓口での証券会社向け貸し出しについて、2009年まで延長する可能性ある。FRBは金融安定に向けて全力を挙げている。プライマリーディーラー向け融資を年末以降も続けることを含め、幾つかの選択肢を検討している。
★投資銀行の破たんに対して、連邦政府当局主導による清算の枠組みを創設する案を支持する。米財務省が監督当局などと協議しながら、主導的役割を果たすべきだ。

3.イランのアハマディネジャド大統領は8日、以下の通り発言。

  (発言要旨)
★われわれは世界に平和と安全をもたらすために最大限の努力を重ねている。心配する必要はない。

4.米資産家のブーン・ピケンズ氏は、米国の原油輸入への依存度を引き下げることを目指す全米向けエネルギー計画を提唱。米国は原油消費量のほぼ70%を輸入に頼っており、最悪の事態にかなり近づいている。問題はわが国が年間7000億ドル相当の原油を輸入していることだ。この数字は7000億ドルにとどまるものではなく、さらに拡大する。ただし、天然ガスを使用する自動車の導入で原油輸入は38%縮小できる。また、風力発電で2010年までに20万メガワットの電力を創出できると表明。

5.JPモルガンのダイモンCEOが住宅ローン担保証券(MBS)の一部に買い手が戻りつつあると発言した。また、米政府系住宅金融のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が住宅市場に流動性を供給しているとコメントした。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.リッチモンド連銀のラッカー総裁は8日、以下の通り発言。

  (発言要旨)
★深刻な景気低迷の脅威が緩和し始めるているため、米金融当局はインフレ抑制を目的に利上げを検討する必要がある。
★経済のプラス成長を予想しているが、年内は非常に緩やかな成長にとどまろう。来年は徐々に加速するとみている。
★景気拡大の下振れリスクは決して無視できないが、私の見方では年初以来、著しく低下している。

2.5月の卸売在庫は前月比0.8%増加(前月は1.4%増加)し、予想(0.6%増)を上回った。在庫比率は1.08カ月と前月の1.09カ月から低下。

  (内訳)
農作物在庫は5月に1.1%増、金属在庫は2.7%増、コンピューター機器の在庫は3.5%増加した。自動車は在庫は0.1%増加。耐久財在庫は0.8%増、非耐久財在庫は0.7%増加した。石油在庫は1%減と、前月の7.3%増からマイナスに転じた。

3.全米不動産業者協会(NAR)が8日に発表した5月の中古住宅販売成約指数は前月比4.7%低下(前月は7.1%上昇)し、予想(3%低下)を上回る落ち込みだった。

4.米連邦準備制度理事会(FRB)が8日に発表した5月の消費者信用残高は前月比77億8000万ドル増加し、2兆5700億ドル(4月は前月比77億6000万ドル増加)となり、予想(75億ドルの増加)を上回る伸びとなった。クレジットカードを中心とした回転信用は前月比56億9000万ドル(前月4億ドル減)と急増。自動車・移動住宅・教育向け非回転信用は20億9000万ドル増(前月82億ドル増)に減速した。

5.アルコア(AA)
アルミ大手のアルコアなど金属株が安い。エネルギー価格の高騰で世界の経済成長が鈍化し、建設や自動車生産に使用される鉄鋼や、配管や配線に使われる銅の需要が抑制されるとの思惑が売りを誘った。

6.グッドリッチ・ペトロリアム(GDP)
石油・天然ガス開発・生産会社のグッドリッチ・ペトロリアムは300万株の増資計画を発表。増資は1株当たり利益の希薄化につながる可能性がある。

7.インディマック・バンコープ(IMB)
上場来最大の下落。同社は全従業員の半分を超える削減を実施する方針を示すとともに、損失が拡大するなか増資ができなかったことを明らかにした。

8.オフィス・デポ(ODP)
19年前の新規株式公開以来最大の下げとなった。オフィス用品小売り世界2位の米オフィス・デポは8日、2008年4−6月(第2四半期)の利益率が予想より大幅に低下したことを明らかにした。売上高減少が原因。

9.オリエント・エクスプレス・ホテルズ(OEH)
2006年11月以来の低水準。メリルリンチは、高級ホテルなどを所有・運営するオリエント・エクスプレス・ホテルズの投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に引き下げた。ホテル業界の需要減速が理由。

10.VMウェア(VMW)
ソフトウエアのVMウェアはダイアン・グリーンCEOを更迭するともに、08年の売上高が従来の会社予想に届かないとだろうとの見通しを明らかにした。


個別銘柄編
投資判断変更
1. ワイス(WYE)
カリス&カンパニーが、同社の投資判断を“平均以上”から“平均”に引き上げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. ハーレー・デビッドソン (HOG)
UBSが、同社の目標価格を39ドルから37ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

2.スリー・エム (MMM)
UBSが、同社の目標価格を95ドルから84ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

3.ペトロブラス (PBR)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を62ドルから65ドルへ引き上げた。また、投資判断は“イコールウエイト”とした。

4.エクソン・モービル(XOM)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を101ドルから102ドルへ引き上げた。また、投資判断は“イコールウエイト”とした。

5.アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を45ドルから29ドルへ引き下げた。また、投資判断は“イコールウエイト”とした。





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2008年07月08日

荒い動き。

米国株相場レポート

7月 7日

森  崇

荒い動き。一時前日比プラスに転じるも、引けにかけ軟化。金融株に悪材料が出るとともに、薬品大手メルクの投資判断が引き下げられた。また、リセッション、設備投資鈍化懸念から、半導体株や、ネットワーク関連株が下げを主導した。一方、好業績見通しから、IBM等コンピュータ株が買われた。また、iPhone3Gに対し、調査会社の強気見通しが出、アップル株が買われるとともに、買収観測再燃から、ヤフー株が物色された。


(指数が下げた背景)
1.金融株に悪材料
@ファニー・メイ(FNM)とフレディマック(FRE)
会計基準の変更によって住宅金融大手2社が計約8兆円の資本増強を強いられる可能性があるとリーマンブラザーズがコメントした。
Aインディマック・バンコープ
米独立系住宅金融会社大手、インディマック・バンコープは7日、2008年4−6月(第2四半期)の損失が1−3月(第1四半期)を上回ったと発表した。
Bメリル・リンチ(MER)
シティグループは、メリルリンチが2008年4−6月(第2四半期)に、主に高格付けのCDOで60億ドルの評価損を計上し同四半期が1株当たり3.95ドルの赤字となるとの予想を示した。

2.薬品株に悪材料
@テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)
イスラエルの医薬品メーカー、テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズの多発性硬化症治療薬「コパクソン」の試験の結果、ライバル会社は同薬の後発薬の販売が容易になる可能性があると言う。
Aメルク(MRK)
“ガルダシル”の売行きが不振だとして、メルク株の投資判断を“買い”から“中立”に、目標価格を43ドルから40ドルに引き下げた。

ダウ指数は前日比56.58ドル安の11,231.96ドル、S&P500指数は同10.59ポイント安の1,252.31、ナスダック指数は同2.06ポイント安の2,243.32で引けた。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.アンハイザー・ブッシュ(BUD)
ビール醸造世界最大手、ベルギーのインベブは7日、アンハイザー・ブッシュの取締役更迭へ向け暫定同意要請趣意書をSECに提出すると発表。インベブの463億ドルの買収案を受け入れるようアンハイザー取締役会に圧力を強めた格好。アンハイザーは6月26日、インベブからの1株当たり65ドルの買収提案を低過ぎるとして拒否していた。

2.ヤフー(YHOO)
マイクロソフトは7日、投資家カール・アイカーン氏がヤフーの取締役刷新に成功すれば、ヤフー買収に向け交渉を再開する可能性があると明らかにした。マイクロソフトはヤフーの検索事業もしくは全社的買収を試みる可能性があると表明した。アイカーン氏は「ヤフーは現在、窮地に追い込まれつつある。変革の時だ」とコメントした。

3.プロクター&ギャンブル(PG)
プロクター&ギャンブルは7日、一部製品を対象に2−16%の値上げを9月から実施すると発表。原材料価格の高騰が理由。

4.ゼネラル・モーターズ(GM)
@GMが複数のブランドの売却ないし撤退を検討しているほか、来月の取締役会合で、数千人規模のホワイトカラーの追加削減を承認する可能性が強いとWSJ紙が伝えた。
AGMは同社の米国の8ブランドのうち、正式に売却もしくは撤退を検討しているのは大型スポーツ型多目的車(SUV)の「ハマー」だけだと述べた。

5.鉄鋼株
ゴールドマン・ザックスが、鉄鋼株に強気コメント。BRICs諸国中心に、経済成長圏での鉄鋼需要が旺盛であると言う。USスチール(X)、ニューコア(NUE)、コマーシャル・メタルズ(CMC)の下値は、買いのチャンスとしている。

6.ブロードコム(BRCM)
パイパー・ジェフレーは、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii」向けの半導体を手掛けるブロードコムの投資判断を「ホールド」から「買い」へ引き上げた。

7.US航空(LCC)
米航空大手のUS航空は乗客1人の1マイル当たりの収入が6月に最大4%増加したことを明らかにした。運賃を引き上げたことが寄与した。

8.テンプル・インランド(TIN)
クレディ・スイスは米製紙・梱包会社2位のテンプル・インランドの投資判断を「アウトパフォーム」と、従来の「中立」から引き上げた。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.欧州の銀行株
ゴールドマン・サックスは4日、欧州の銀行は、信用危機で傷んだ資本基盤を修復するために最大で900億ユーロ(約15兆円)の資本調達が必要となる可能性があると指摘。 ゴールドマンはスウェーデンのカーネギーとスウェードバンクの投資判断を「売り」と、従来の「中立」から引き下げた。スペインの銀行最大手サンタンデール銀行は「中立」(従来は買い)に引き下げた。

2.メリル・リンチ(MER)
@シティグループは、メリルリンチが2008年4−6月(第2四半期)に、主に高格付けのCDOで60億ドルの評価損を計上し同四半期が1株当たり3.95ドルの赤字となるとの予想を示した。オッペンハイマーのアナリスト、メレディス・ホイットニー氏は先週、メリルの第2四半期は1株当たり4.21ドルの赤字、評価損は58億ドルと予想していた。
AWSJ紙は、メリルが資産運用会社ブラックロックの株式を一部売却し10億−20億ドルを調達するほか、減配により10億ドル余りを節減する可能性があると報じている。また、メリルが、ブルームバーグLP株も売却する可能性があるとも報じた。メリルがブルームバーグ株20%を約50億ドルで売却することを目指すだろうとしている。

3.米不動産情報会社のレーダー・ロジックが7日発表した統計によると、米住宅価格は4月に25の大都市圏のうち23で下落した。差し押さえられた物件が売りに出され、価格を押し下げている。

4.モルガン・スタンレー・グローバル・ウェルス・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、デービッド・ダースト氏が以下の通りコメント。

  (発言要旨)
★現時点では株式相場がさらに10%下落すると予想している。株価に関しても、期間的にも今回の弱気相場の3分の2ほど過ぎたところだろう。
★来年は米経済が非常にゆっくりと回復すると予想している。大幅な株式反発は期待できないだろう。

5.テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)
イスラエルの医薬品メーカー、テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズの多発性硬化症治療薬「コパクソン」の試験の結果、ライバル会社は同薬の後発薬の販売が容易になる可能性があると言う。

6.ファニー・メイ(FNM)とフレディマック(FRE)
会計基準の変更によって住宅金融大手2社が計約8兆円の資本増強を強いられる可能性があるとリーマンブラザーズがコメントした。

7.インディマック・バンコープ
米独立系住宅金融会社大手、インディマック・バンコープは7日、2008年4−6月(第2四半期)の損失が1−3月(第1四半期)を上回ったと発表した。またインディマックは、当局から同社の資本はもはや十分ではないと指摘されたことをウェブサイトで明らかにした。


個別銘柄編
投資判断変更
1. EMCコープ(EMC)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の投資判断を“セクターパフォーム”から“アウトパフォーム”に引き上げた。

2.ジュニパー・ネットワークス (JNPR)
パイパー・ジェファリーが、同社の投資判断を“中立”から“買い”に引き上げた。

3.ブロードコム (BRCM)
パイパー・ジェファリーが、同社の投資判断を“中立”から“買い”に引き上げた。

4.ネットワーク・アプライアンス(NTAP)
ロバートW・バードが、同社の投資判断を“中立”から“アウトパフォーム”に引き上げた。また、同社の目標価格を24ドルから30ドルへ引き上げた。

5.タイム・ワーナー(TWX)
リーマン・ブラザーズが、同社の投資判断を“オーバーウエイト”から“イコールウエイト”に引き下げた。

6.ウォルト・ディズニー (DIS)
リーマン・ブラザーズが、同社の投資判断を“イコールウエイト”から“アンダーウエイト”に引き下げた。

7.メルク (MRK)
UBSが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1.マイクロソフト(MSFT)
クロス・リサーチが、同社の目標価格を30ドルから28ドルへ引き下げた。また、投資判断は“保有”とした。

2.サンディスク (SNDK)
UBSが、同社の目標価格を35ドルから21ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

3.マイクロン (MU)
UBSが、同社の目標価格を9ドルから8ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

4.ボーイング (BA)
Am・テック・リサーチが、同社の目標価格を89ドルから67ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

5.ゴールドマン・ザックス (GS)
HSBCセキュリティズが、同社の目標価格を240ドルから200ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。




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2008年07月04日

反発。

米国株相場レポート

7月 3日

森  崇

反発。ダウ、S&P500は上昇、ナスダックは小幅安となった。


(経済指標)
1.米労働省が、6月の雇用統計を発表した。非農業部門の雇用数が、前月比で6万2,000人減少となった。市場予想は6万人だったため、予想の範囲内となった。また、5月の雇用者数は、速報値4万9,000人から6万2,000人へ下方修正された。6月の減少で、6ヶ月連続の減少となった。

2.米労働省が、新規失業保険申請件数を発表した。(6つき28日終了した1週間)申請件数は、40万4,000件となり、前週比1万6,000件増となった。これは市場予想38万5,000件を上回った。また、前週の速報値38万4,000件は38万8,000件に下方修正した。更に、保険継続需給者総数は、311万6,000人となり、1万9,000人減となった。

3.米供給管理協会が、6月の非製造業総合景況指数は、市場予想51を下回る48.2となった。また、前月比51.7から低下し、サービス活動の拡大と縮小の境目の目安となる50を下回った。

★新規受注48.6(前月は53.6)
★雇用指数 43.8(前月は48.7)
★仕入れ価格指数 84.5(前月は77)

ダウ指数は前日比73.03ドル高の11,288.54ドル、S&P500指数は同1.38ポイント高の1,262.90、ナスダック指数は同6.08ポイント安の2,245.38で引けた。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.アムジェン(AMGN)
アムジェンが開発中のがん治療薬が、甲状腺ガンの進行を遅める働きがあることが明らかになった。これは、ニューイングランド・ジャーナルが報じたもので、93人の患者に投与したところ、14%に腫瘍の縮小が見られたという。

2.アボット・ラボラトリーズ(ABT)
ヘルスケアメーカー大手、アボット・ラボラトリーズが、心臓用ステント(Xience Heart Stent)の承認を得たことが、好感され上昇。アナリストらは同ステントが年間40億ドルの売上があると見込んでいる。

3.ゼネラル・モーターズ(GM)
自動車大手のゼネラル・モーターズが、新型の小型車を米国内で販売する可能性があることが明らかになった。これは。事情に詳しい筋の情報として報じられたもので、原油価格高騰による車離れを取り戻す為に、米国内で燃費のよい小型車を販売する予定だという。同情報によれば、シボレーの小型車を米国に持ち込んでくる可能性が高いという。

4.チンデックス・インターナショナル(CHDX)
中国物流会社、チンデックス・インターナショナルが、中国政府から新製品の承認を受けたと発表した。これを受けて同社株が買われた。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.原油が、時間外で145.85ドルを付け最高値を更新した。株安を嫌気して資金が商品先物へ流入しているのが背景。

2.シンシナティー・ファイナンシャル・コーポレーション(CINF)
ムーディーズが、住宅関連保険などを手がける、シンシナティー・ファイナンシャル・コーポレーションの格付けを下方修正する可能性があるとの観測が流れた。

3.エヌビディア(NVDA)
コンピューターグラフィックメーカーの、エヌビディアが、第2四半期の業績見通しを下方修正したことを嫌気して、下落。需要縮小や製品の開発が予定通りに進まないこと、また、他社との価格競争などが背景だという。同社の第2四半期の売上高予想は、これまで約11億だったが、今回はこれを8億7,500万ドル〜9億7,500万ドルに下方修正した。

4.トランスワン(TSON)
医療機器メーカー、トランスワンが、第2四半期の業績が590万ドルになるとの見通しを発表した。これは同社のこれまでの予想630〜650万ドルを下回ったことから、株価が下落した。  

5.ヘルス・ネット(HNT)
ゴールドマン・サックスが、ヘルス・ネットの投資判断を“中立”から“売り”に引き下げたことを嫌気して下落。

6.アクメ・パケット(APKT)
インターネット関連会社、アクメ・パケットが第2四半期のEPS見通しを0.02ドルとした。これは、これまでの見通しの0.09ドルを下回った。


個別銘柄編
投資判断変更
1. アルコア(AA)
ソレイルが、同社の投資判断を“売り”から“保有”に引き上げた。また、同社の目標価格を40ドルとした。

2.エヌビディア (NVDA)
オッぺンヘイマーが、同社の投資判断を“パフォーム”から“アウトパフォーム”に引き上げた。また、同社の目標価格を18ドルとした。

3.エヌビディア (NVDA)
カフマン・ブラザーズが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。また、同社の目標価格を33ドルから16ドルへ引き下げた。

4.エヌビディア (NVDA)
JPモルガンが、同社の投資判断を“オーバーウエイト”から“中立”に引き下げた。

5.エヌビディア (NVDA)
ロングボウが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。

6.エヌビディア (NVDA)
ニードハムが、同社の投資判断を“買い”から“保有”に引き下げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. ネットワークス・アプリアンス(NTAP)
メリマン・カーハン・フォードが、投資判断は“中立”に新規格付けした。

2.ゼネラル・エレクトリック(GE)
スターン・エジーが、同社の目標価格を33ドルから31ドルへ引き下げた。また、投資判断は“保有”とした。

3.ITT・インダストリーズ (ITT)
スターン・エジーが、同社の目標価格を75ドルから67ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

4.モトローラ (MER)
UBSが、同社の目標価格を10.50ドルから8ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

5.エヌビディア (NVDA)
カナコード・アダムスが、同社の目標価格を26ドルから16ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

6.エヌビディア (NVDA)
BMOキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を28ドルから21ドルへ引き下げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

7.エヌビディア (NVDA)
グローバル・クラウン・キャピタルが、同社の目標価格を27ドルから22ドルへ引き下げた。また、投資判断は“オーバーウエイト”とした。

8.エヌビディア (NVDA)
UBSが、同社の目標価格を22ドルから19.50ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

9.エヌビディア (NVDA)
ウエッドブッシュ・モルガンが、同社の目標価格を26ドルから18ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

10.エヌビディア (NVDA)
JPモルガン・セキュリティズが、同社の目標価格を30ドルから20ドルへ引き下げた。また、投資判断は“マーケットアウトパフォーム”とした。




=以上= 

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2008年07月03日

下落。

米国株相場レポート
                               
7月 2日
                               
森  崇

下落。
小幅高で始まるが、金融株、ゼネラル・モーターズなどに悪材料が出たこと、また、朝方発表された、ADPレポートで、非農業部門の雇用者数が予想以上に悪化したことなが要因とり下落。ダウ指数は、10月の最高値より20%以上下落した。また、S&P500指数は2006年7月以来の安値となった。

ダウ指数は前日比166.75ドル安の11,215.51ドル、S&P500指数は同23.39ポイント安の1,261.52、ナスダック指数は同53.51ポイント安の2,251.46で引けた。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.ブロックバスター(BBI)
ブロックバスターが、サーキット・シティ・ストアーズの買収案を取り下げると発表したことで、サーキット・シティの株価が下落した。ブロックバスターは、市場が悪化したこと、また買収に関するミーティングを持ったが、結果として、買収が妥当なものではないとの結果となったことが要因。ブロックバスターの大株主である、カール・アイカーン氏も最初は積極的に買収に賛成していたが、最終的には取り下げることとなったという。

2.アポロ・グループ(APOL)
アポログループが、昨日発表した業績が、市場予想を上回ったとこ、また、5億ドル相当の自社株買戻し計画が好材料となり、同社株が買われた。

3.ドイツ銀行(DA)
ドイツ銀行が7月末に発表する4〜6月期決算で黒字を計上できる見通しだと発表した。

4. マキシジェン(MAXY)
ドイツのバイエルが、マキシジェンを一部を買収することで合意したことを明らかにした。これを受けて同社株が買われた。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.チャレンジャー・グループ・アンド・クリスマスが、6月の人員削減数を発表した。前年同月比47%増となり、8万1,755人となった。住宅ローン市場問題で、金融業界での人員削減が増えたことが要因だという。また、削減数は、年初からの累計では、47万5,948人となり、前年同期比21%増となった。

2.米銀行協会が、ホームエクイティーローン返済の遅延が、過去20年間で最高の水準に達したと発表した。発表によれば、30日以上過ぎているローンは1.1%となったという。また、クレジットカードの滞納は4.51%となった。

3.マイクロソフト(MSFT)
マイクロソフトと、ヤフーが、新たな交渉を行っているとの観測を受けて、マイクロソフト側は、これを否定した。本日付けのウォールストリートが、両社があらためて交渉を行っていると報じた記事に対するもので、マイクロソフトはこれを否定した。

4.メリルリンチ(MER)
オッペンハイマーのアナリスト、メリデス・ウィットニー氏が、メリル・リンチの第2四半期の業績見通しを引き下げた。EPSはこれまでの0.20ドルから4.21ドルの赤字とし、サブプライムーローン関連の評価損が58億ドルに達する可能性が大きいとした。

5.シティグループ(C)
オッペンハイマーのアナリスト、メリデス・ウィットニー氏が、シティグループの第2四半期に一株あたりの損失が1.25ドルとなり、122億ドルの評価損を計上する可能性があると発表した。

6.ゼネラル・モーターズ(GM)
メリルリンチが、ゼネラル・モーターズの投資判断を、これまでの“買い”から“アンダーパフォーム”に引き下げた。米国内の自動販売台数が、予想を下回ったことで、ゼネラル・モーターズの手元資金が思ったより早く流出する可能性があるというのが背景。また、破綻があり得ないとは言えないとの見方を明らかにした。

7.ディッシュ・ネットワーク(DISH)
AT&Tが、衛星放送サービス提供の、ディッシュ・ネットワークとの契約を終了した。このことを受けて、同社株が売られた。

8.バークシャ・ハサウェイ(BRK)
FTNミッド・ウェスト・セキュリティーズが、バークシャ・ハサウェイの投資判断を、“中立”とした。同社株は、昨年12月より、約15%下落しており、1990年以降の上期ベースで、最悪のパフォーマンスとなっている。

9.ユナイテッド・ヘルス(UNH)
医療保険大手、ユナイテッド・ヘルスが、2008年通期のEPS見通しを、これまでの会社側の3.55ドル〜3.60ドルから、2.95ドル〜3.05ドルへ下方修正した。また、4,000人の人員削減を発表した。

10.6月の米国企業の破産申請件数の増加率を計算した、ジュピター・Eソーシズの発表によれば、前年同月比33%増となったという。また、個人の申請件数は同23%増となった。


個別銘柄編
投資判断変更
1. エクソン・モービル(XOM)
バーステインが、同社の投資判断を“マーケットパフォーム”から“アウトパフォーム”に引き上げた。

2.アンハイザー・ブッシュ(BUD)
ICAPが、アンハイザー・ブッシュの投資判断を、“買い”で新規格付けした。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. マイクロン(MU)
カリス&カンパニーが、投資判断は“買い”に新規格付けした。また、同社の目標価格を8.50ドルとした。

2.アポロ・グループ(APOL)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を60ドルから64ドルへ引き上げた。また、投資判断は“オーバーウエイト”とした。

3.JP・モルガン・チェース (JPM)
UBSが、同社の目標価格を44ドルから37ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

4.メリル・リンチ (MER)
UBSが、同社の目標価格を47ドルから35ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

5.ジョンソン・アンド・ジョンソン(JNJ)
UBSが、同社の目標価格を75ドルから73ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。

6.ウエルス・ファーゴ (WFC)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を33ドルから28ドルへ引き下げた。また、投資判断は“アウトパフォーム”とした。

7.バンク・オブ・アメリカ (BAC)
RBCキャピタル・マーケットスが、同社の目標価格を36ドルから22ドルへ引き下げた。また、投資判断は“セクターパフォーム”とした。

8.アポロ・グループ (APOL)
スティフル・ニコラスが、同社の目標価格を66ドルから70ドルへ引き上げた。また、投資判断は“買い”とした。

9.エレクトリック・アートス (ERTS)
ラザード・キャピタルが、同社の目標価格を58ドルから55ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。




=以上= 

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2008年07月02日

上昇。

米国株相場レポート

7月 1日

森  崇

上昇。原油高、自動車販売台数発表を前に、売り先行で始まったが、午後に発表になった、ゼネラル・モーターズの米国での自動車販売台数が、予想ほど減少しなかったことを受けて、相場上昇の材料となった。また、引け後に、スターバックスが600店舗の閉鎖と12,000人の人員削減策を発表した。


(経済指標)
1.米供給管理協会が、6月の製造業景況指数を発表した。前月より0.6ポイント改善して、50.2となった。(市場予想は48.5)事前予想では、前月を割り込むという見方も多かったが、好不況の分かれ目となる50を上回ったのは5ヶ月ぶりとなった。ただし、新規受注、雇用、生産指数などの4項目で前月比低下となった。

2.米商務省が5月の建設支出を発表した、市場予想0.6%減より小幅な減少の0.4%減となった。民間住宅部門は前月比1.6%減(前月1.7%減)となった。好況関連建設や発電所などが軟調な住宅を相殺する形となった。

★公共部門:0.4%増(前月0.3%減)
★民間部門、非居住用建設0.2%増(前月1.6%増)

ダウ指数は前日比32.25ドル高の11,382.26ドル、S&P500指数は同4.91ポイント高の1,284.91、ナスダック指数は同11.91ポイント高の2,304.97で引けた。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.ゼネラル・モーターズ(GM)
6月の米新車販売台数で、ゼネラル・モーターズが26万5,937台となったと発表した。欧州のブランドを除くと26万457台となり、2位のトヨタ19万3,234台をおさえ、首位となった。

2.CITグループ(CIT)
商業金融、CITグループが、住宅ローン部門を売却することを明らかにした。同社は4四半期連続で業績が悪化しており、今回の売却を決定したという。売却価格は、18億ドルで、同事業からは完全に撤退する予定だという。売薬先は投資会社、ローンスター・ファンズに15億ドル相当で、バークシャ・ハサウェイが、3億ドルでポートフォーリオの一部を買い取るという。

3.コミュニティー・ヘルス・システムズ(CYH)
シティ・グループが、病院経営会社、コミュニティー・ヘルス・システムズを、“売り”から“保有”に上方修正した。

4.リーマン・ブラザーズ(LEH)
モルガン・スタンレーが、“オーバーウェイト”に新規格付けした。

5. コンステレーション・ブランド(STZ)
ワインメーカー、コンステレーション・ブランドが市場予想を上回る第1四半期の業績を発表した。これを受けて、同社株が買われた。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.AT&T (T)
AT&Tが、アップルのアイフォンの端末のみの販売も行うことを明らかにした。これは、プレスリリースが報じたもので、AT&Tとの契約を結ばなくても、アイフォンを利用することができるという。ただし、端末のみの購入の場合は、599ドルとなり、2年間の契約の199ドルと比較して割高となっている。

2.ボーイング(BA)
ボーイングが、新型787機の生産工程の見直しをする可能性があることを明らかにした。これは、ダウジョーンズニュースが報じたもので、同機の試作機6機のうち4機が部品供給会社により破損されたことが原因で、生産計画が1年2ヶ月遅れている。

3.メリルリンチ(MER)
メリルリンチが、保有するブルーング株とブラックロック株を売却する可能性があることが明らかになった。これは、ニューヨークポストが、事情に詳しい筋の情報としてが報じたもので、資本調達のために資産売却の必要に迫られていることが背景だという。これについて、メリルの担当者はコメントを避けている。

4.センチュリー・アルミニウム(CENX)
クレディ・スイスが、アルミメーカー、センチュリー・アルミの業績見通しを引き下げたことで、同社株が売られた。

5.アルコア(AA)
クレディ・スイスが、アルミメーカー、センチュリー・アルミの業績見通しを引き下げたことで、同社株が売られた。

6.フォーチュンブランド(FO)
家庭用品販売の、フォーチュンブランドが業績を受けて下落。オーストラリでの税金の引き上げ、また、住宅市場の低迷が要因となり、市場予想を下回る業績を発表した。

7.ムーディーズ(MCO)
ムーディーズが、仕組み金融部門の責任者が、格付けで規則違反を行った社員を更迭したことを明らかにした。これは、ダウジョーンズが報じたもので、昨年、値下がりが激しいのにも関わらず、証券会社に対してAaaの格付けをしたことで、内部規則に違反したという。

8.ホーム・デポ(HD)
メリル・リンチが、住宅市場の低迷を理由に、ホーム・デポ株の売りを推奨したことから、同社株が下落した。

9.UBS(UBS)
米検査当局が、UBSに対して、裕福層の顧客が米国で税金逃れをすることをサポートしていた疑いで、関係資料を提出することをマイアミの連邦裁判所に求めたことを受けて、同社株が下落した。また、ドレスナーは、第2四半期の同社の業績を、評価損計上により赤字になるとの見通しを発表している。UBSが和解を図る可能性も大きいが、いずれにしても罰金や和解金という金額的なものよりも、市場に与える影響は大きいだろう、としている。

10.ティムケン(TKR)
メリル・リンチが、自動車部品メーカーの投資判断を、“中立”から“アンダーパフォーム”に引き下げた。米国とヨーロッパでの自動車産業の低迷が要因。


個別銘柄編
投資判断変更
1. エヌディビア(NVDA)
FTN・ミッドウエストが、同社の投資判断を“売り”から“買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を19ドルとした。

2.アメリカン・エキスプレス(AXP)
UBSが、同社の投資判断を“売り”から“中立”に引き上げた。
  
3.JPモルガン・チェース(JPM)
フォックス・ピットが、同社の投資判断を“アウトパフォーム”から“イン・ライン”に引き下げた。

4.ザイリンクス(XLNX)
ジェファリー&カンパニーが、同社の投資判断を“保有”から“アンダーパフォーム”に引き下げた。また、同社の目標価格を23ドルから21ドルへ引き下げた。

5.アルテラ (ALTR)
ジェファリー&カンパニーが、同社の投資判断を“保有”から“アンダーパフォーム”に引き下げた。また、同社の目標価格を19ドルから17ドルへ引き下げた。


個別銘柄編 
価格目標変更
1. ノキア(NOK)
バーンステインが、投資判断は“アンダーパフォーム”に新規格付けした。

2.スミス・インターナショナル(SII)
シティグループが、投資判断は“保有”に新規格付けした。また、同社の目標価格を85ドルとした。

3.シュルンベルジェ (SLB)
シティグループが、投資判断は“買い”に新規格付けした。また、同社の目標価格を120ドルとした。

4.ハリーバートン (HAL)
シティグループが、投資判断は“買い”に新規格付けした。また、同社の目標価格を63ドルとした。

5.アドビ・システムズ(ADBE)
フリードマン・ビリングスが、投資判断は“アウトパフォーム”に新規格付けした。また、同社の目標価格を48ドルとした。

6.KB・ホーム(KBH)
UBSが、同社の目標価格を22ドルから19ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

7.バンク・オブ・アメリカ (BAC)
CSFBが、同社の目標価格を34ドルから25ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

8.ワコビア(WB)
CSFBが、同社の目標価格を30ドルから18ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

9.エンプレサ・ブラジレイラ・デ・アエロナウティカ (ERJ)
CSFBが、同社の目標価格を55ドルから38ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。



=以上= 

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2008年07月01日

ダウ指数とS&P500指数は小幅上昇、ナスダックは1%下落。

米国株相場レポート

6月 30日

森  崇

ダウ指数とS&P500指数は小幅上昇、ナスダックは1%下落。

1.金融株に悪材料が出た。
@WSJが銀行株の株価について、多くが簿価を下回る株価で取引されていると報じた。以下が各行の数字。
★ウェルズファーゴ(WFC):1.70 (170%)
★モルガン・スタンレー(MS):1.22
★メリル・リンリンチ(MER):1.10
★JPモルガン(JPM):1.00
★バンク・オブ・アメリカ(BAC):0.79
★シティ・グループ(C):0.77
★リーマン・ブラザーズ(LEH):0.69
★フィフス・サード(FITB)
★ワコビア(WB)
★ナショナル・シティー(NCC)

@フォックス・ピットのアナリスト、アンドリュー・マークアッド氏が、銀行大手、ワコビア(WB)が、減配する可能性があるとレポートで述べた。これを受けて、同社株が下落した。
Aランデンバーグ・テルマンが、メリルリンチの目標価格を、これまでの39ドルから30ドルへ下方修正した。同時に2008年と2009年の見通しもそれぞれ下方修正した。資金調達のために、保有しているブルーンバーグ株を売却する可能性があるという。

★2008年EPS: これまでの1.37ドルから1.64ドルの赤字へ修正
★2009年EPS: これまでの3.68ドルから3.27ドルへ修正
   
Bスイス市場で、スイス最大銀行UBSの株価が、一時1998年以来の安値となった。アナリストが、同行の業績は更なる評価損の計上により赤字になると予想したことが背景で、8月12日に第2四半期の業績を発表する予定のUBSからのコメントは出されていない。

2.サブプライム問題関連
@JPモルガンチェーズが、サブプライムとオルトAの住宅ローン担保証券ついて、今後も更に下落するとの見方を明らかにした。
A住宅ローンの延滞が、2年2ヶ月連続で増加していることが明らかにな
った。これは、住宅ローン返済保険を提供している、民間保険会社団体、モーゲージ・インシュランス・カンパニーズ・オブ・アメリカ(MICA)の報告で明らかになったもので、同社の報告によれば、5月新たに60日以上延滞となった借り手は6万7,967人で、返済を再開した借り手は4万687人だったという。


ダウ指数は前日比3.50ドル高の11,350.01ドル、S&P500指数は同1.62ポイント高の1,280、ナスダック指数は同22.65ポイント安の2,292.98で引けた。

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(米国株相場にとっての強材料)
1.シカゴ購買部協会発表した、6月のシカゴ地域の製造業景況指数が、市場予想48.0を上回る、49.60となった。同指数は50が製造業活動の拡大と縮小の境目と言われており、今回の49.60は5ヶ月連続での50割れとなった。その他の数字は以下の通り。

★生産指数は45.10(前月51.50)
★新規受注数は52(前月56.10)
★受注数は42.30(前月46.80)
★雇用指数46.70(前月41.20)
★仕入れ価格指数85.50(前月87.50)

2.H&R ブロック(HRB)
金融サービスのH&R ブロックが、第4四半期の業績を発表した。EPSは市場予想2.09ドルを上回る2.11ドルとなった。また2009年度通期同見通しは市場予想1.58ドルを上回る1.60ドル〜1.70ドルとなった。市場を上回る業績を受けて、株価は上昇した。

3.リオ・ティント(RTP)
鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタルが、リオ・ティントの買収を検討しているとの報道を受けて、株価が上昇した。これはフィナンシャル・タイムズが報じたもので、現在BHPビリトンが買収に向けて話し合いを行っているが、アルセロール・ミタルも交渉に加わる可能性があるという。

4.ペトロブラス(PBR)
ブラジルの石油・ガス生産会社について、株価は一年以内に25%上昇するだろと、バロンズが報じた。新しく発見した油田、原油価格の高騰などが背景だという。

5.キャンベル・スープ(CPB)
キャンベル・スープが、最大12億ドル相当の自社株買戻しを発表した。

6.インテル(INTC)
ジム・クレーマー氏が、マッド・マネーで、インテル株に強気コメントをした。チップメーカーは好業績を発表する見通しであるというのが背景。同氏は、インテル株の買いを推奨した。

7.テラダイン(TER)
パイパージェフリーが、テラダインの投資判断を、“中立”から“買い”に引き上げた。

8.ロビンス・アンド・メイヤーズ(RBN)
液体部品管理メーカー、ロビンス・アンド・メイヤーズが、2008年通期のEPS見通しが2.15ドルになるとの見通しを発表した。これは、市場予想2ドルを上回った。


(米国株相場にとっての弱材料)
1.ミリアド・ジェネティクス(MYGN)
遺伝子開発と商品化を行っている、ミリアド・ジェネティクスが、ハルツハイマー治療薬の開発薬が、患者の認識能力や、行動力が思ったほど高まらなかったとの臨床結果を発表した。

2.レベルスリー(LVLT)
シティ・グループが、売りを推奨したことで、株価が下落。電話会社の低いバリュエーションが、電気通信情報サービスの同社へも悪影響だという。

3.ホールフーズ・マーケット(WFMI)
シティ・ブループが、自然食品のホールフーズの投資判断を、“買い”から“中立”に引き下げた。

4.MBIA(MBI)
モノライン大手、MBIAが追加担保差し入れ要求に対応するための資産を保有していることを明らかにした。同社によれば、4〜6月期の40億ドルの投資物件を売却し、追加担保差し入れに応じるための資産と現金を確保しているという。


個別銘柄編
投資判断変更
1. ファースト・ソーラー(FSLR)
コリン・スチュワートが、同社の投資判断を“保有”から“買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を320ドルとした。

2.エレクトリック・アートス(ERTS)
ソレイルが、同社の投資判断を“保有”から“買い”に引き上げた。また、同社の目標価格を55ドルとした。

3.テラダイン(TER)
パイパー&ジェファリーが、同社の投資判断を“中立”から“買い”に引き上げた。

4.ホール・フードス(WFMI)
UBSが、同社の投資判断を“買い”から“中立”に引き下げた。

  
個別銘柄編
投資判断変更
1. KBホーム(KBH)
リーマン・ブラザーズが、同社の目標価格を24ドルから20ドルへ引き下げた。また、投資判断は“イコールウエイト”とした。

2.メリル・リンチ(MER)
ランデンバーグ・タルマンが、同社の目標価格を39ドルから30ドルへ引き下げた。また、投資判断は“売り”とした。

3.KBホーム(KBH)
JMPセキュリテイズが、同社の目標価格を33ドルから23ドルへ引き下げた。また、投資判断は“マーケット・アウトパフォーム”とした。

4.ターゲット(TGT)
UBSが、同社の目標価格を58ドルから53ドルへ引き下げた。また、投資判断は“中立”とした。

5.エクスピディア (EXPE)
シティグループが、同社の目標価格を37ドルから31ドルへ引き下げた。また、投資判断は“買い”とした。            


=以上= 
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